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果たして姫さまは男の娘なのか?

伊奈帆くんは常に冷静沈着な少年ですが、4話でそれがわずかに崩れたように見えました。
ブラドの襲撃を止めるには姫さまがでていくのが一番効果的です。しかしそれには、伊奈帆くんやライエ以外の人々に姫さまの正体が知られる危険性、そして、ブラドが暗殺を企てた側の火星人であった場合、即座に殺される危険がともないます。
伊奈帆くんはそれを避けるために自らリスクを冒した。
彼は冷静沈着ではあるが、冷血でも木石でもありません。そのことが、いつか彼を窮地に追い込むことになるのかもしれません。

心情的に姫の味方でありながら火星側に身を置くスレインの動向は重要ですね。
彼の役割はずばり、「誰が姫の暗殺を計画したか」を突き止めることです。
トリルランが企てたものならばもう解決したも同然です。姫の無事を公表し、戦争を収めてしまえばよい。しかしもっと上の人間の計画だとしたら、公表のタイミングが難しくなります。握りつぶされてしまえばどうしようもない。
誰が首謀者なのか。それがはっきりしてからでないと動くことができないのです。
私の見たところ、クルーテオ卿は、姫の敵討ちに燃えてはいるものの、それは皇室への忠誠や地球人への憎しみからくるもので、彼が企みに加担しているようには思えないのですが………。

ライエにとって姫さまの存在は複雑でしょうね。
姫さまの暗殺に加担した末に、火星から見限られて両親は殺されたのです。もちろん姫さまに非はありません。だからといって、敵の敵は味方の理屈でいまさら姫さまの味方はできないでしょう。
そもそも、火星人にとって皇帝の孫娘の暗殺というのはかなり覚悟の要る任務のはずですが、ライエたち家族はどのような思想や事情の下にこれを引き受けたのか、それを知りたいですね。
あと、この後も伊奈帆たちは火星側から執拗に狙われることになるのでしょうけれど、その理由の半分以上はこのライエにあるのですよね。姫さま暗殺を目論んだ一味であるザーツバルム卿からすれば、暗殺者の生き残りであるライエは決して生かしておくことが出来ない存在です。3話まででトリルランが伊奈帆たちに固執したのもライエを連れていたからであって、姫さまがいたからではありません。

姫さまはスレインを通して地球に憧れを抱いたこともあってか、火星と地球との和平をとりもとうという志は本物のようです。お付きのエデルリッゾはまだまだ地球人である伊奈帆たちに心を開いてはくれませんが、姫さまはもう伊奈帆に全面の信頼を寄せているようですね。
今回、姫さまに危険な行動をとらせまいと出陣した伊奈帆の姿を見て、エデルリッゾも態度を軟化させてくれるとよいのですけど。

それにしても人物がうまく配置されてますね。
伊奈帆たちといえど、火星騎士を複数同時に相手にしては支えきれないでしょう。
しかし伊奈帆たちがいるのは、(おそらく)姫さま暗殺に関わっていないクルーテオ卿の占領地です。彼にとっては、伊奈帆もライエも大した脅威ではありません。そもそも個別の認識すらしていない。だから戦力の全力投入はしてこない。
もし東京周辺が、姫さま暗殺に関わったと思われるザーツバルム卿の占領地であったなら、ライエ抹殺のために伊奈帆たちは苛烈な攻撃に遭ったと思われます。

また、姫さまの無事の公表がこの事態を解決する鍵ですが、そう簡単にことが運ばない構造にされています。
姫さまの無事を伝えるのに一番手っ取り早いのは、攻めてきた火星騎士です。彼らに保護を求め、地球の人々に世話になったと姫様が言えば、少なくともこの侵略戦争は一時停止します。
しかしエデルリッゾが心配していたように、誰が姫さま暗殺を目論んだのか分からないのです。うかつにコンタクトはとれません。実際、3話でトリルランの前に正体を現しましたが、あれはトリルランが姫の生存に動揺したから無事で済んだだけで、そうとうに危ない橋を渡ったといえます。即座に殺されてしまう危険もあったのですから。
現在唯一信用できそうなのがクルーテオ卿です。彼は姫様の地球外交に反対していました。おそらく暗殺には関わっていないでしょう。しかしクルーテオ卿は立場が立場だけに、本人が戦場に下りてくるようなことがありません。

これによって、ライエをかくまっているためザーツバルム卿らに追われるも、伊奈帆たちにはキャパシティを超えた攻撃が加えられることもなく、また事態がそう簡単に解決しないという構造がとられているのです。
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