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夏目友人帳 14 (花とゆめCOMICS)

夏目友人帳 14 (花とゆめCOMICS)夏目友人帳 14 (花とゆめCOMICS)
(2012/07/05)
緑川ゆき

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どんぐりの妖が言っていましたが、たしかに回想の中のレイコさんはいつも笑っています。それは決して楽しいからではなく、彼女が生きていくために貼り付けた仮面だったのでしょうね。笑顔は本当の感情を覆い隠し、他人の干渉を拒絶するものです。

レイコさんのお相手って人間の男性だったんですね。
彼女のことだからそうでない可能性も考えていたんですけど、たった一人とはいえ、レイコさんに心通わす相手がいたことに心底ほっとしました。未婚であったことから、そこに何らかの悲劇を感じ取ることはできるのですが、それでも一時の幸福はあったのでしょう。


五十五話の雀(?)の妖、五十六話のタオルの童女、五十七~五十九話のどんぐりの妖と、なんだか可愛い妖怪揃いでしたね。
雀(?)の妖もそうですが、レイコさんは寂しがりやの妖によく慕われますね。相通じるところがあるのでしょうか。
タオルの童女はシリーズ中でも子狐と並ぶ可愛さで描かれていたのではないでしょうか。彼女を見てると燕を思い出します。燕とはまた違った形で思いを遂げたのが、この童女の物語だったのかもしれません。
緑川先生が巻末で書いていますが、人間のように魂が擦り切れることなく歳を経ることができたなら、彼女のような存在となるのかもしれませんね。
どんぐりの妖は「どんぐりより美味なものはない!」の一言に尽きます(笑

カヤツボはとにかく恐ろしい妖でした。何が恐ろしいって、とにかく話が通じない。時間の概念さえない。妖は個で生きているがために、共有すべき道理というものを持たないのですね。力の強い妖ほどそうなのかもしれません。

文化祭のときの多軌の男装写真、結局もらってたんですね。
貼り付けてあるのを確認しましたよ!

“それに、あれはタキの心に傷をつけた陣だ…”
夏目の優しさから出た言葉でしょうけれど、多軌が聞いたら寂しく思うことでしょうね。夏目はまだこのあたりが水臭いというか、頼りきれていないというか。
(夏目は知らないでしょうが)夏目のためなら多軌が陣を使うことを厭わないのは、既に多軌家の蔵の回で証明されています。たしかに彼女は一瞬怯えを見せましたが、既に乗り越えているのです。それもこれも、今は彼女が一人ではないからです。どうしてそれがわからないのか。
本当に一度じっくりと「多軌から見た夏目」を描いてほしいものです。

夏目観察帳は中級の二人でした。
彼らの言いようは、多軌のお爺さんにつきまとっていた妖たちとまるっきり同じで、可笑しいやら微笑ましいやら。愛されてますね、夏目。

1/4コメント欄で各キャラについて触れていましたが、びっくりしたのは柊のくだりでした。
柊が名取の式になったことについては彼女自身の意志だと思うのですが、夏目がそれに深層でとはいえ抵抗を感じているとしたら。
先生のことにしても友人帳にしてもそうですが、夏目はどんな形であれ相手を縛り付けるという行為に抵抗があるかもしれません。
その点、「友人帳をもらうため」と繰り返し、あくまで対等の立場でそばにいてくれる先生は、夏目にちょうどいい相手だったのかもしれません。
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