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友人A「しまった、このコ本気だったか」

■夏目友人帳 肆
第五話 「過ぎし日の君に」

過ぎし日の君に

原作9巻の夏目観察帳⑤はただただもう切ないお話でしたが、アニメでは救いのあるちょっとほろ苦い感じのストーリーに仕上げてくれましたね。
アニメの緒方ユリコは爽やかに終わりましたが、原作のユリコだったらあそこでこんな反応もありなんじゃないかと妄想してみたり。


というわけで、夏目に理解を示しながらも、何もできなかった女の子の話です。
もちろん、何もできなかったと思ってるのはユリコだけで、夏目にとっては「少し楽しかった」記憶として心に留める出来事だったのですが。

母子家庭で愛されて育ったせいでしょうか、自分の価値観だけで物事を量るのをよしとしない、相手の身になって考えることのできる優しい女の子でしたね。母親に「近づいちゃダメ」と言われたときも、彼女はあえて何も言い返しません。母親が自分を大事に思うからこそこんなことを言うのだと、わかっているからです。
夏目にたいしても、おかしなコで片付けようとせず、そこに何か意味があるのだと考えようとした。もちろん妖なんて縁の無いコだから、夏目の真実に手をかけながらもそこに踏み込むことはなかったわけですが。
しかしこれは夏目にも責任のあることで、周りにぐるりと壁をつくる夏目の在り方が、ユリコに一歩を踏み込ませなかったとも言えます。
その、お互いに未熟であったがゆえの距離が、この物語というわけですね。

廊下のガラスが割れたシーンは何度見ても泣けます。
夏目は周囲の理解を諦めてしまっているんですよね。それがユリコには悔しくて仕方ない。でもそれで夏目を責めることもできない。諦めないで抗ってと言うには、夏目の背負ってるものはあまりにも重く、理解の及ばない次元にあったからです。
切ない。

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原作は短いお話なのでどうするのかと思っていたら、夏目サイドからもう一度なぞるんですね。夏目の置かれた状況を一連の出来事として再構築するとは面白い試みです。
狛犬は、多軌と木の上の妖のエピソード二つを合わせたようなツンデレ妖でしたが、なんだ、結局この妖怪も寂しがりやさんか(笑
ガラスを割った件も狛犬の仕業にしたのはちょっと納得いきませんが、それ以外は夏目の行動に理由をつけるおもしろい改変でした。あのさるぼぼも、現在の夏目とユリコを結びつけるために登場したんですね。終わってみればなるほど!です。

四期のED曲は、本編が切ない話のときほど雰囲気の繋がりが良くて好きです。二期のED曲と並んで好きかも。夏目のEDには冬の光景が似合いますね。OPには夏が似合うけど。
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