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花咲くいろは 第11話 「夜に吼える」

緒花が乗り越えなければならないもうひとつの壁が立ちはだかりましたね。
母親です。
本来ならこれを乗り越えるのは容易な話で、要は母親のことを切り捨ててしまえばいいのです。緒花は現在祖母の許でなんとかやっており、母親の庇護は必要ない。
母親のほうも保護者としての義務を全て放棄している。夜逃げの原因となった男ととっくに別れているのに、緒花に連絡さえとらなかったのです。
この二人はすでに親子としての体を成していない。そんな人間がどのような記事を書いたとて、軽蔑して無駄足だったと溜息ついて帰途に着けばよかった。

でも緒花は母親にそこまで失望したくないのです。だからこそ妥協案を示した。きちんと取材をして納得のいく記事を書いて欲しい、それが雑誌に載らなくてもいい、と。
緒花は今回トンデモ行動をとっているようですが、この一点に限ってはかなり現実的な妥協案といえます。母親の社会的立場に十分配慮している。ただ自分の気持ちに整理をつけて欲しいと懇願してるのです。

しかしあの母親はそれさえ蹴ったのです。

彼女は緒花から見れば強大で、ずいぶん余裕のある大人を演じていますが、傍から見ればとっくに底が知れてしまっています。
緒花に「こんな仕事」呼ばわりされたことに傷つき、怒りをみせておきながら、反撃の言葉が「胸張れる立派な仕事だけが~」だの「こんな仕事でアンタを育てた」だのではちょっとがっかりです。とてもまっすぐ向き合った大人の言葉ではありません。これは子供に反論できなくなった大人の最後の逃げ道です。
彼女は母親としての自分を放棄したのに、まだ緒花に嫌われたくなくて、にもかかわらず向き合うことは避けている。
正直、ここまで逃げの一手な相手にどう収拾つけるのか予想もつきません。


前回緒花が夢の中で別れを告げた考ちゃんは、彼女の少女時代の象徴みたいなものでしたが、では現実の考ちゃんはというと、告白の返事保留中の男の子。
書店では気まずい再会を果たしてしまいましたけど、考ちゃんは眼鏡の彼女からの告白を断っているのですから何も後ろ暗いところはありません。欲をいえば、考ちゃんにはもう一押ししてほしかったかな。あそこでただ普段通り振舞うだけでは緒花を不安にさせるだけです。

次回は眼鏡の彼女との直接対話があるようですから、緒花の態度もそこで決まるでしょうか。緒花は告白されており、その答えを保留している立場なわけです。
今もまだ考ちゃんが好きでいてくれてるのか、とか、眼鏡の彼女の気持ちとかは気になるでしょうけれど、緒花はまず自分の気持ちに答えを出さなければいけません。考ちゃんが自分にとって「男の人」なのか「頼りになるお兄さん」なのか、それを考ちゃんに伝えなくては。


しかし絶妙のタイミングでみんち(+徹さん)が駆けつけましたね。まさか金沢からバンで緒花を迎えに来たのでしょうか。
かつて自分のただ二つのよりどころであった母親と考ちゃんとの隔絶を思い知った緒花に、これでもかと差し伸べられたみんちの手。もう彼女の帰る場所は喜翆荘しかないって感じです。
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