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あまりにも美しすぎる恋

■夏目友人帳 参
第三話 『偽りの友人』

この話をアニメで見られて本当によかった………っ!
原作で読んだときからあまりに美しい印象を残すお話でしたが、アニメでは思わず泣かされてしまいました。
折笠富美子さんもさすがの演技で、村崎の可愛らしさやはりぼての虚勢、一途な想いをこれでもかと表現してくださいました。あんなふうに微笑みかけられたら、妖とわかっていても恋に落ちますよ。

柴田は本当に妙な友人でしたね。
嫌なヤツオーラ全開で登場したわりに、すぐ人の良さが露呈して肩透かしをくった気分に。彼のもともとの性質もあるのでしょうが、やはり小学校時代にいじめていた後ろ暗さも関係しているのでしょうね。彼がどんな行いをしていたのかは描写されていませんが、いじめなんて行為は成長するにつれ大抵は後悔するものです。だからほとんどの人は、自分がいじめていた当人と対面するのを嫌がるはずです。当時の自分の醜さを相手の中に見てしまうから。
彼が夏目に会いに行くのには少なからず勇気が要ったことでしょう。
まして自分の都合で夏目に嫌な過去を思い出せなければいけなかったわけですからね。彼が懸命にケーキ屋探しを手伝ったのは、その償いの意味もあったのかも。
再び現れて村崎の正体を告げた夏目を信じられなかったのも、9割はそれが信じたくない事実だからにしろ、残りの1割くらいは後ろ暗さがそうさせたんじゃないでしょうか。

本心を隠して偽悪的に振舞いたがるのは村崎も同じでしたね。似たものカップルめ。
素直に夏目に助力を請うことをしなかったのは、長く生きた妖としての矜持か、いずれ消え去る者特有の諦めからか。
柴田と出会ったことで彼女の目的は、ただ二人で長く時を過ごすための延命となっていましたからね。そこには消え行くものの潔さと、柴田への恋情という、ふたつの相反する感情が見て取れます。前者はいかにも妖らしく、後者はなんとも人間らしい。

読めないはずの妖文字から村崎の心を読み取った場面は何度見ても胸が熱くなります。
夏目友人帳で描かれる恋はどれも美しい。
駆けつけたとき村崎の足は透けていました。もう二人は何もかもわかっている。そのうえで最後を笑顔で迎えるための芝居をしたんですよね。

川原で二人並んで座る夏目と柴田はすっかり友達同士です。西村たちや田沼とはまた違った、なんとも人間くさい友情ですね。こういう友達が夏目にできるとは思いもしませんでした。

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「だから言っただろ。男だけで入るのは厳しいって」
「ダメだ。…俺にはハードルが高い」

どうしてそこで多軌を連れてこないんだ夏目っ!

西村北本はやっぱりいい友達ですね。
柴田に不穏なものを感じて夏目を守ってくれようとしたのも、先に帰ってくれと言われて引き止めなかったのも。夏目が聞かせたくない話をしようと遠ざけたのがわかるから、心配ながらもそれ以上踏み込まなかったんですよね。
夏目の遍歴も複雑な事情も訳ありなのも、なんとなく察してくれているから。
藤原夫妻のような人たちに迎えられた先で、西村北本のような友人に会えたのは、夏目にとってもう奇跡のような幸運だと思います。

「二人は親しげで、柴田は彼女に想いを寄せているようだった」
「恋」だの「好き」だのと直接的な言葉を用いずに、「想いを寄せる」なんて古風な言い回しをするところが夏目らしいですよね。

出会った妖に関する夢を見るのは、夏目の特殊技能なのかもしれませんね。友人帳に載ってるかどうかは関係ないみたいですし。

「ああ柴田。このブサイクな猫はウチのニャンコだ」
ブサイクは否定しないんですね。

「ア~私のような高級妖と違ってアレは小物だからなァ~♪ 再び人の姿となって現れるだけでも三日は必要だろオ~♪」
先生、その声やめて(笑

柴田の学校に笹田がいたような…。気のせいですね、きっと。
ねこじゃらしで遊ばれる先生が女生徒込みで可愛かった。
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