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時に情理は打算をも飛び越える

狼と香辛料〈14〉 (電撃文庫)狼と香辛料〈14〉 (電撃文庫)
(2010/02/10)
支倉 凍砂

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読者の誰もが思いつつもあえて口にしなかった疑問が、他ならぬホロの口から飛び出しちゃいましたね。

それでは今日のお葉書、プロアニア国レノスにお住まいのホロさんからの質問です。
「わっちとロレンスはヨイツに着いたらそれっきりなのかや?」


それもそうですよねー。
ロレンスはこれを今生の別れと悲壮感漂わせてましたが、何もそれきりになるとは決まっていないのです。このまま行商人を続けるなら、一年ごとに巡りくる北の地で会うことだってできるでしょう。
あるいは、今現在のヨイツをその目で確かめて満足したならば、ホロがこのままロレンスと旅を続けたっていいのです。ヨイツにはもう村とも呼べぬ規模の集落があるばかり。生き残りのミューリだって傭兵団を率いてるからにはヨイツに定住などしていないでしょう。
そうそう、ロレンスの葛藤のひとつにミューリの存在がありますが、そのミューリがどのような人物かはいまだに謎。どうもホロの口調からはロレンスが的外れな嫉妬を抱いていそうな気配さえ見えます。

ここに、シリーズ幕引きの最大の山場が崩されてしまいました(笑
ただし別の展開が用意されてそうですね。
なにやらヨイツを含むトールキン地方が制圧の対象となっている様子。そこを守るためにホロの眷属が布陣したとなれば、ヨイツの自然を守るため、危機を回避するため、またロレンスが立ち回ることになりそうです。

ラストはいつにもまして砂吐きそうなラブラブ展開でしたが、顔を腫らしたあの様子では、ロレンスは本懐を遂げることができなかった………のかな?(笑
14巻目にしてようやく、と思ったのに。。

読者の心のオアシスであったコルは今回ややおとなしめ。エルサを導き手として、彼がロレンスたちから巣立つ日も遠くないようです。いよいよ物語が終盤に差し掛かったことを実感しますね。

舞台は再びレノス、ということで獣と魚の尻尾亭の看板娘が再登場しましたね。シリーズの中でも屈指の名脇役、私もお気に入りのキャラです。会話のひとつひとつが刺激的でおもしろい。この娘相手にうかつなことは言えないぞ、という緊張感が見所です。ホロと二人でロレンスをいたぶってる場面も見物でしたが、やはりロレンスと二人きりのときのほうが面白いかな。
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