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とらドラ! 第22話 「君のいる風景」

春田「能登っちは麻耶様と仲直りしたの?」
能登「ガン無視され中だよ」
と落ち込む能登。
はい、答えが出ましたね。これが木原につっかかってた理由でした(笑
いつか仲直りできるといいですねー。でも木原は自分のライバルがいまだに会長なんだと気づいたほうがいいですよー。

「進学しないという選択は、そんなにおかしなことですか!?」
「いいえ。ただ、この調査票からは見えないだけ、他の誰でもない高須君自身の考えが……」

ゆりちゃん先生、教師としての本領発揮です。
高須家の経済事情を見据えた竜児の判断は一見筋が通ったものに見えますが、ゆりちゃんの言うとおり、竜児の意志が入っていないのです。
竜児の言い分は、将来、「自分は経済的な理由で進学できなかった」という後悔に繋がってしまう。竜児が自分で選び取った理由ではない。仕方なく選んだ進路。
竜児が就職したくて選んだならそれもいい。だけどそうではないことを見抜かれている。だからゆりちゃん先生につき返されるのです。

相変わらず実乃梨は竜児と何事もなかったかのように接していますが、これは旅行前の振る舞いとは意味が違います。旅行前は、「何もなかったことにするため」でしたが、では今は………?
その答えは亜美ちゃんとのやりとりで。
前回亜美は「私、実乃梨ちゃんの本音って聞いたことない」と言ってましたが、実乃梨の本音なんて誰一人聞いたことなかったのです。それを初めて聞いたのが、亜美というわけですね。
「見えないものに憧れて、気をとられて、見えてるものを見失うのは嫌だから」
「迷わない。決める。自分で決めるっ。全部、ちゃんと!」

これが実乃梨の出した答えでした。
一方竜児も、実乃梨の態度を寂しく思う様子はあっても、それに心を痛めることはしない。そして恋心の象徴ともいえるヘアピンは、ダンボール箱に仕舞ってしまいました。
ここに実乃梨と竜児の恋物語は終わりを告げました。
当人たちの間で何か話し合われることもなく。
この後そんなシーンがあるかもしれませんが、実質ここで終わったのです。

ヒロイン三人の中で実乃梨の人気が目立って低いのはここが決定的な理由だと思います。
ここについては原作でもちょっと説明不足なんですよね。一応いくつか要素を提示されてはいるので推測はできるのですが。
優秀な弟。及ばない自分の才能。自ら稼がなければならない学費。家庭で省みられていない可能性(?)。
彼女には自分が自分であるための目標があって、それは決して見失ってはいけないものなのです。そしてそれは、余所見をしながらでも得られるほど容易いものではない。実乃梨にとってソフトボールとは、高校生活を有意義に過ごすための部活動などではないのです。
きっと彼女は、自分が男に生まれてきていればと過去何度も悔しい思いをしてきたんじゃないでしょうか。

思えば、彼女の行動原理や価値観は非常に男性的ですよね。
大河のことにしたってそうです。
実乃梨は大河を大切にしてきたけど、自分では踏み込めない領域があることもわかっていた。けれど今、大河を託すことのできる竜児という男性が現れた。なら自分はどうすべきか。
自分がどうしたいかではなくて、全体の幸福をとったのだと、私は受け止めています。

自己嫌悪に囚われて刺々しい態度しかとれない亜美ちゃん。
そんな彼女に実乃梨の決意の言葉はさぞ耳が痛いことでしょう。実乃梨にそう決意させたきっかけだって自分がつくってしまった。また余計なことをして。そう自分を責めずにはいられない。
自販機コーナーで彼女が待っていたのは実乃梨ではなく竜児のようでしたが、今の彼女を誰が救えるというんでしょうね。誰か彼女の懺悔を聞いてあげてください。

大河が高須家にいる風景に思わず涙ぐむ竜児。
本人はうまく言葉にできてませんが、ここでひとつの答えがでましたね。
この想いは恋なのでしょうか。ちょっと違う気がする。いえある意味、もっと切実な感情だと思います。実乃梨に向けた想いとはもっと別の。
こんな二人が結ばれなければきっと嘘だ。
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