きららCarat 5月号

まんがタイムきららキャラット 2012年 05月号 [雑誌]まんがタイムきららキャラット 2012年 05月号 [雑誌]
(2012/03/28)
不明

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◆Aチャンネル
ユー子のトオルに対する気持ちは何なんでしょうね。
あれかな、愛想のない野良猫を手懐けるみたいな。
こういう誕生日サプライズもののお約束として、祝われる当人が仲間外れにされていじけるという展開がありますが、そこはさすがるんですね。いじけるどころかみんなにエールを。

◆けいおん!(高校生編)
梓と憂純の間に温度差が感じられますね。
もちろんそれは梓が放課後ティータイムを意識するあまりわかばガールズが見えてないせいでもあります。梓の去年と今年を傍から見てきた憂と純にはそこがわかってる。
でもそれとは別の次元で、意気込みの違いが感じられました。憂と純の二人は軽音部がやりたくて、バンドがやりたくて加入したというより、梓と一緒に過ごしたくて入部したわけです。梓のお手伝いとまでは言いすぎかもしれませんが、それに近いスタイルで部活で過ごしていて、なんとしてでも成功させなきゃなんて気負いはない。むしろ梓を見守りながら彼女が幸せな一年を過ごせるといいと、そういう保護者めいた気分でいるように感じられました。
それはひょっとしたら、自分たちが梓を一年間、放課後ティータイムから預かってるんだという自覚をもってるからかもしれませんね。
梓と放課後ティータイムについては以前、「唯たちの卒業と同時に放課後ティータイムは四人に戻った」という意見を書いたことがありますが、最近の唯や梓を見ているとわからなくなってきました。

◆ぱわーおぶすまいる
今までで一番面白かった~。
役者がそろってバランスが取れてきたからでしょうか。それぞれのキャラも立ってお互いの関係も明確になってきたことで安心して見ていられる観があります。
個人的には、すっかり萌えキャラ化しているのにそれを認められまいとあがいている虎道がよいですね。彼女の綺麗さを素直に褒めるふりをしつつからかう宗馬との関係性が特に。なんだかこの二人って、ちょっとしたきっかけで意識しちゃいそうな危うさがあります。

◆GA 芸術科アートデザインクラス
安定の面白さ。
キサラギの夢はこの作品でたびたび出てきますが、そこに明確なメッセージ性をもたせずに、読者に何かを感じてもらおうとするスタイルは好きです。
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今週の神のみぞ知るセカイ

■神のみぞ知るセカイ
FLAG182 「TRUE LOVE」



ちひろはいい女だなぁ……。
これ、やったちひろが一番痛かったでしょうに。
しかしこれでちひろはハクアや天理と肩を並べるヒロインになったと言えるんじゃないでしょうか。

ちひろの目的はやはり桂馬の援護射撃と同時に叱咤でもあったんですね。
それはまああんなバカ芝居で落とされるのは納得がいきませんよね(笑
いえ、バカ芝居でもいいんですが、いつもの「+α」がない。桂馬のやり方が計算づくなのはいつものことなんですけど、歩美の心を解きほぐす決定的な一撃に欠けてるんです。もしそれが見えていればちひろにもあそこまで口出しされなかったんじゃないかって気がしますが。
ちひろの件は桂馬が「この際無視する」ことにした重すぎる枷でしたが、ちひろ自らそれを解き放ってくれました。これは大きい。
その代わりに与えられたのがこのネタばらしであり、これを誠意と本気で乗り越えてみせろとちひろは示したわけです。
言い訳のきかない相手には誠意をもって当たるしかない。それは月夜再攻略のときに見せた通りです。ちひろもそれを期待していたようですが………桂馬の解釈はちょっと違うようだぞ!?(笑
さすが神にーさま。ここからの神さまは読めない!
栞や月夜はともかく、歩美は白馬の王子様を待つタイプには見えないんですが、いったい何をするつもりなんでしょうね。
ひょっとして、どんなに馬鹿馬鹿しく見えようがこれが僕の本気だ!アピールなんでしょうか。
まさかね。

さて役目を終えたちひろですが、まずいところに気がついてしまいましたね。
「それより、聞いていい?」
「桂木はなんで、私とデートしたのさ?」

この真実を知ることが、ちひろにとって吉と出る凶と出るかわからない。あの夜の暴言が、女神ナシと判明したちひろを遠ざけるためだったと知れば、ちひろの心は救われるかもしれない。一方で、自分もまたアイのない攻略の対象だったと知って、ちひろが再びショックを受ける可能性もあります。
この疑問、追及されずに済ますことはできそうにないぞ………?
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夏目友人帳 肆 第十三話 「遠き家路」

夏目は不遇だった幼少時を振り返るとき、いつも「引き取ってくれた人たちはみないい人だった。俺がそれを受け止められずに壊してしまっただけ」とそのように述懐しますね。現在の夏目が冷静に過去の自分を振り返ってそう思ってるのは本当でしょう。
しかし、子供のころから徹頭徹尾そんな考え方が果たしてできたでしょうか。自分の境遇や周囲の人への不満を抱かずにいられたでしょうか。
そんなことができるのは聖人君子だけです。きっと夏目にも心の闇はあったはずです。そうでなければ、ムシクイの囁きに捕らわれるはずがない。

今の夏目が嘘だと言ってるわけではありません。不遇な過去をもちながら、今の夏目はそれを乗り越えたのです。ただ過去に置いてきた心の闇を引きずり出されただけで。

夏目の過去話はこれまでに数度ありましたが、今回のはそのもっとも暗い部分に触れたお話でしたね。それすら撥ね退けて、自分のルーツと向かい合い、別れを告げることができたのですから、夏目の過去に触れる物語はこれが最後であってほしいな。

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「……俺を呼んだ? 俺の記憶を見た?」
「ふん。お前の記憶になど興味はない。所詮友人帳をいただくまでのつき合いさ」

先生のこの突き放し方が素敵ですね。大人だなぁ。
その後の、実家ですすり泣く夏目に何も声をかけず、ただ傍にいてあげるところも。

押入れの戸の裏の、両親の絵に涙を誘われました。
夏目って実家にいたころからこうなんですね。生来の照れ屋さんめ。
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チアキちゃんの出番を

■モーレツ宇宙海賊
SAILING 12 「永遠よりの帰還」

おや、セレニティ王宮の内情は最後まで明かされないんですね。
あくまでこの物語は茉莉香主観で進むため、王宮の内情が話のメインではなく、目の前の案件を茉莉香がどう処理したかが肝のようです。
そしてそこだけ見ると、茉莉香は八方丸く収めることに成功しました。
グリューエルと妹姫の目的達成は痛み分け。
王家の人間に手をかけることなく事を収めたかったセレニティ軍と連携して、部外者の海賊だからできる事態の収拾を図ったというわけですね。実にお見事。
構図としては、真っ直ぐに思いつめていた皇女二人を、周りの大人たちが解放してあげたというところでしょうか。

茉莉香は姫の忠実なる騎士ではなく、心情的に味方をした海賊という立場を維持したわけですね。それでこそ加藤ゴンザエモンの娘。先代の加藤船長とグリューエルとの間にどんな歴史があったかは不明ですが、図らずとも茉莉香は同じ関係を築き上げたようです。

グリューエルの目的については、前回の私の予想が外れていてよかった。とはいえ、手を汚す覚悟はしていたんですね。
断片から話を整理すると、セレニティという連合国家はもうセレニティ王宮の手から離れつつあって、それを危惧した保守派は妹姫を担ぎ上げて幽霊船から薔薇の泉を持ち帰って王宮の権威復活を目論んだ。一方、王宮はもう役目を終えたのだから身を引くべきという考えのグリューエルは、その行動を阻止するべく薔薇の泉の破壊を企んだ、と。
でも肝心の薔薇の泉はもう枯れていて、二人の姫の行動は意味をなくした。二人で持ち帰ったのは空の幽霊船という、過去の栄光の残骸だけ。そんなところでしょうか。
王家の血統についても色々疑問は尽きないんですが、きっとそれらが語られることはないんでしょうね。そのあたりがわかれば、王家の秘密がセレニティ国民にとってどのような意味をもつのかわかるし、バルバルーサに探索を依頼した第三勢力の正体と目的も判明するんですが。
ともあれ、第三者の暴露ではなく、グリューエルたちの口から事の顛末が語られることで事態は収束を見るようですね。

黄金の幽霊船というのも、セレニティ軍にとっては幽霊船でもなんでもなかったわけですね。巨大な遺跡であり宝物庫であり王家の象徴でもあった。

ここで引っかかるのが薔薇の泉の枯渇なんですよね。泉が枯れたから八方丸く収まったようなもので、あれが健在ならばこうも綺麗には終わらなかったはず。茉莉香は結果オーライと言ってましたが、本当に結果オーライな結末だったんでしょうか?
果たして本当に泉は枯れていたんでしょうか?
まあそこまであくどい可能性を考えずとも、ヨートフたちがある程度枯渇を予期していた可能性は高いんじゃないでしょうか。


■ラストエグザイル-銀翼のファム-
色々引っかかることの多い結末でしたけど、かな恵ちゃんが笑ってくれたからいいや!
グローリア・アウグスタ!
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今週の神のみぞ知るセカイ

FLAG181「かんぱい」


告白ちひろ

よくぞやった、ちひろっ!!!
さすが神のみ最高のイレギュラーヒロインです。
このつまらない攻略をぶち壊しにしてくれました。
思い返せば、ちひろが桂馬の手に負えたことなんて、今まで一度もないのかもしれませんね。彼女はいつだって桂馬の想定範囲外にいる。

今進行してるのは桂馬も言ってる通り、ベストエンドではなくスピードエンドにたどり着くための手抜き攻略なんですよね。時間制限を課せられ、ヴィンデージから逃げ回りながらですから仕方ないといえば仕方ない。合理的な妥協の産物。
でも、桂木桂馬という主人公が支持されてきたのは、いつだってヒロインを思いやっての攻略だったからなのです。
ただ落とすだけではない。
桂馬はいつもヒロインの心の隙間を埋めてきた。彼女たちの幸福を願ってた。
けれど今はそうじゃない。
この攻略がはたして歩美専用に見えるでしょうか?
誰にでも応用のきく、ただ歩美が雰囲気に流されて落ちればいいというだけの力押しの攻略です。
こんな攻略では歩美の何も救われない。
私たちはそんな結末が見たいわけじゃない。

ちひろだって、こんなバカ芝居で、それも自分が初めて恋をした男に親友が落とされるのを黙って見ていられないでしょう。たとえどんなに深い理由があろうとも。納得のいくわけがない。
ならば歩美には自分と同じ場所に立ってもらおうと。

もし。
もしも歩美が事実を知って、それでもなお桂馬を好きだと言えたなら、きっとちひろは納得できます。

しかしちひろが上げたハードルは並大抵の高さではありません。桂馬はこれを越えられるのかな?
ひょっとしたらもうこれは桂馬を置き去りにした歩美とちひろの話になってしまってるのかもしれませんね。神のみは桂馬の天才的攻略の妙を楽しむことで始まった物語ですが、私が特に面白いと感じるのはいつも事態が桂馬の想定を上回ったときです。
ちひろがどういう意図の下にネタばらしをしたのかは来週までわかりませんけど、これが真実桂馬に協力する気で言い出したならちひろはすごい策略家ですよ。この瞬間、ちひろは攻略者としても桂馬を上回ったことになる。


リューネはやはりすぐには飛び掛らないんですね。
彼女を動かす原理は衝動的・本能的でありながら、その行動は常に冷静で合理的です。本当に恐ろしい敵役ですね。果たしてハクアやノーラの手に負える相手なんでしょうか。いったん引いたということは次に必ず決定的な一撃を振り下ろしてきますよ彼女は。
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夏目友人帳 肆 第十ニ話 「記憶の扉」

三世子に対しては、どうしても夏目の側に立って見てしまうため、あまり良い印象をもてないことでしょう。心の狭い癇癪持ちの女の子に見えてしまうかもしれません。
でも彼女の立場からすれば夏目に好意をもてないのはある程度無理からぬことだと言えます。それは次回で描写されることでしょう。

さらにこれは可能性にすぎませんが、ムシクイが彼女の小さな嫉妬心に干渉して心の闇を広げていたのかもしれません。
「でも貴志くん。私も、子供だったんだよ」
何か憑き物が落ちたような彼女の呟き。
これはもちろん夏目の成長と変化を受けてのものですが、あるいは、ムシクイがあの家を出たことも影響していたのかもしれません。夏目がこの時期にあの家を訪れたことは、あの家にとっても三世子にとっても、二重の意味で幸運だったのではないでしょうか。

ムシクイそのものはそれほど強力な妖ではありません。夏目がどうしてそんなに恐れるのかと訝しむ向きもあるかもしれませんが、やはり子供のころに散々脅かされた経験が尾を引いているのではないでしょうか。それに、心の闇に働きかける妖は、夏目のように暗い過去を抱え込んだ人間にとってはもっとも厄介な敵です。引きずられそうになる。
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ほのかに漂う百合の気配

■モーレツ宇宙海賊
SAILING 11 「閃光の彷徨者」

やっぱり茉莉香はあえて理由を聞いてこなかったんですね。
しかしなにやら不穏な空気が漂ってきました。
「なにかもう、相当にろくでもないことを考えてるんだと思う」
と茉莉香も言ってましたね。ひょっとしてこの幽霊船探索は、最終的にグリューエルになにか犠牲を強いる種類の企てなのではないでしょうか。グリューエルが目的を果たすためには、彼女が自分の何かを差し出す必要があるとか。前回で王族の血筋の特殊性に触れていたのも気になります。
幽霊船内に到着したとき、グリューエルは弁天丸に退避を求めましたね。彼女の依頼は探索でしたからたしかに弁天丸が受けた依頼はあの時点で果たされています。ですが、彼女が帰りのことを全く考えてないように見えるのがひっかかります。
もしあの幼い皇女がそんな犠牲精神のもとに動いているなら、茉莉香たちになんとかしてもらいたいものですが。

前回に引き続きブリッジクルーの活躍も光ってましたね。特にクーリエ・百眼・ケインの三人。ケインの幽霊船突入は必要に迫られてのものでしょうけれど、なんだか船長と認めた茉莉香にいいところを見せたかったように見えたのは気のせいでしょうか。


■偽物語
おかっぱのねーちゃんが阿良々木君に説教かましてましたけど、ではあのおねーちゃんが正しいかというとそんなことはありません。
阿良々木くんはよくても他の家族はどうなんだと聞いてましたね。それはその通りです。ですが、それこそ他人から指図される謂れはありません。家族のことは家族が決める。
そう。
その論法で言うなら決断するのはむしろ阿良々木くんであるべき。
無関係のねーちゃんではない。

あのおねーちゃんがわざわざそんな理屈を阿良々木くんに言って聞かせたのは、要するに、「お前が止めるなら家族に対してはお前が責任持てよ」ってことなのだと思います。
ガハラさん、羽川、忍と、女の子に責任を背負い続けてきた阿良々木さんですが、ここでまたひとつ背負う荷が増えてしまいましたね。並の男ならとっくにパンク状態じゃないでしょうか。
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予告のバカップルぶりがもう

■あの夏で待ってる
第10話 「先輩と僕らの。」

海人と先輩は決着してバカップル化してしまったので、次は一方通行トライアングルの三人の番ですか。
一方通行なだけあって、告白された側が告白した側から勇気をもらうという連鎖反応が起きて、全部一気に吐き出しちゃいましたね。見事というほかないくらい。
先輩を映画撮影に引き込んだり、柑菜を焚きつけたり、海人に柑菜の気持ちを告げたりと、裏で物語をリードしてきたはずの哲郎が、実は一番みんなから取り残されていたというのは面白い結果です。
なんだかんだでこの物語の主人公って、私的には哲郎でしたね。

あれ? 先輩のお姉さんの声って堀江由衣さん?
………全然わからなかった。。

■アクエリオンEVOL
OPのクレアが髪をかきあげるシーンが好き。
ラスト付近のミコノの表情もいいですね。
今期のOPでは一番好きかも。

■モーレツ宇宙海賊
SAILING 10 「嵐の砲撃戦」

茉莉香の船長としての成長が毎回感じられてわくわくします。
前回ではまだミーサのフォローを必要としてましたが、今回は茉莉香が一人で正しい判断を下してました。
グリューエルは、相手がセレニティ星系軍ならば前回と同じ手段が通用するはずだと思ったようですが、今回は状況が異なります。前回が公道ならば今回は路地裏での出来事。セレニティ側にしても、相手が弁天丸だと判明した以上グリューエルの意向がはたらいているとわかってるはずなのに交信する意思が無い。これが何を意味するのか。この条件で通信を申し出るグリューエルはやっぱり温室育ちなんですね。
しかし茉莉香にはわかっていて、ブリッジのクルーもその判断には満足したようです。ミーサが口出ししなかったのがその証拠。だんだんとクルーの信頼を得つつあるこの展開は気持ちいいですね。

超高速跳躍っていわゆるワープですよね。
船より先に反物質ミサイルを打ち込んだのは、跳躍先の空間を掃除するためでしょう。ワープって、空間に出現するという現象だけみればテレポートみたいなものですから、出現先に物質があるとまずいですものね。今回はそれがずれたので融合爆発が起きたという事でしたが、それってブリッジや機関部で起こってたらホントに死人が出ますね。オソロシイ。。
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今週の神のみぞ知るセカイ

FLAG180 「Dirty Works」


ピーピングちひろ
ピーピングちひろ

「なんじゃこのバカ芝居は   !!」
「それでさっきから……桂木は歩美をユーワクしてんの?」ユーワクって言い方はなんだか可愛い。

歩美の攻略は予想以上に順調ですね。
奥さん見ましたか歩美さんの着替えと態度。どう見ても慌ててぱんつを取り返しに来た女の子のものとは思えませんことよ(笑
倒れそうになった桂馬を歩美が引き起こすという、今までの再攻略同様、最初の攻略を思い出させる演出も忘れてません。その流れで、歩美が最初の攻略を覚えてることも確認できました。(結の例もありますしね)
たしかにあのとき二人はキスを交わしたけど、何か「それから」の約束をしたわけではない。桂馬が歩美を応援していて、歩美がそれに応えたというだけの関係です。ならば二人はまたそこから始めることができる。
唯一の障害がちひろのことでしたが、そっちは歩美が自問自答で解決しちゃったのかな? もう二人にはほとんどわだかまりが無いように見えます。

ちひろは引き続き観察中。
桂馬の行動の理由がまだよくわからないから心中で反対はしてますが、邪魔をしに出ていかないのはハクアのフォローがあってこそでしょう。ここでハクアが偽エルシィだったのが活きてますね。ハクアにしてみれば数日を共に過ごした仲ですから「ちひろ」と呼んでますし、態度も柔らかい。本来なら「おまえ」呼ばわりのうえ、もう少し強い態度で臨んでいたことでしょう。
そのハクアの態度は真剣そのもの。まして特撮だと言われていた連中に邪魔をされて、それを鎌で切り倒したとなってはもう桂馬たちがただの悪ふざけでやってるのではないことを納得しはじめているのではないでしょうか。
逆にハクアが説明しすぎないことで、ちひろが自力で事態を推測しようとしているのはよい傾向です。そもそも説明されてハイそうですかと納得できるような事態ではないのですから。彼女が自分なりにたどり着いた答えのほうが、本人も納得しやすいでしょう。

しかしちひろという第三者の目を通すと、桂馬の攻略というのはホントに馬鹿馬鹿しく見えますね(笑
そのへんは桂馬も自覚しているのでしょうか。「お前らうるさいぞ!」と一喝する桂馬の頬が染まっています。地獄関係者のハクアだけならまだしも、同級生のちひろの見ている前で芝居をうつのはさすがの桂馬といえどやりにくいのかもしれません。

さてさて、最悪のタイミングでリューネにミートしちゃいましたが、次号どうなることでしょう。
桂馬はリューネを敵と認識できていません。ここはリューネ次第ですね。
問答無用で捕縛にかかるのか、それとも桂馬たちの後をつけて女神にたどり着こうとするのか。
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多軌の出番が少ない

りりちよ多軌

「妖狐×僕SS」の凜々蝶様が大変可愛らしかったもので、つい出来心で。

■夏目友人帳 肆
第十一話 「一枚の写真」

夏目の縁者から電話があったというだけで塔子さんの表情が翳ったのはどうしてでしょう。
夏目の遍歴を知っているから、良くない知らせが夏目に届いて彼が気落ちするのを心配したのか、それとも、事情が変わって夏目が藤原家から去る可能性が頭をよぎったのか。
でも後者の可能性は薄いかな。夏目の幸せを第一に考える塔子さんですものね。

夏目の「大丈夫ですよ」を聞いたときの塔子さんの表情・演出が印象的でした。
夏目の言葉が本音ではなく、気遣いであることをわかってるんですね。夏目もずいぶん藤原夫妻と打ち解けてきましたが、やっぱり彼の心には暗く硬い殻がある。その存在を少し寂しく思ったのかもしれません。そして子供の頃からそんな振る舞いが身についてしまった彼を不憫に思っているのでしょう。
だからこそ、最後に夏目が話があると告げたときの、塔子さんの真摯な姿勢、正直な気持ちを打ち明けたときの嬉しそうな表情が心に残りました。
藤原夫妻はいつも夏目を暖かくどっしりと見守っているように見えましたが、やはり彼らにも親として夏目を守ってあげられるだろうかという不安が常にあるのですね。


押入れの戸の裏に写真って………夏目らしいというか。
まあ男の子は普通友達の写真を飾ったりしませんよね。だから色々迷った挙句にああなったんでしょうけれど。夏目にとってはどれも大切な思い出。押し入れに入り込んで写真を眺めては幸せそうな笑みを浮かべてる夏目を想像すると………いかん、不憫だ(笑

今回は場面によって妙に顔が縦長に感じられたのですが、気のせいでしょうか。

笹田の着ていたカーディガンに見覚え……というか描き覚えがあるのですが、ひょっとして二期最後のお花見で着ていたのと同じかな。

夏目が写真を落とした件については原作11巻のときの感想で書いたのでリンク張っておきます。
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今週の神のみぞ知るセカイ

FLAG179 「ONE NIGHT GIGOLO」


歩美お風呂
歩美ってばすっかり神のみのえろ担当になっちゃって。。

結局桂馬の基準はどこまでも好感度なんですね。人間関係を解きほぐすとかそんな微妙な心の機微なんて知らない、わからない。
女の子がこっちを向いていてくれる限りはアタックできる。幸い今日一日のアクシデントもあって歩美の好感度が下がっていないことも確認できた。ならばあとはイベントを起こして攻めるだけ。
桂馬らしいといえば桂馬らしい。
とはいえちひろのことに全くふれないわけにもいかないんじゃないかと思いますが、どうする気でしょう。来週が楽しみです。
まあ一番丸く収まるのは、桂馬の真意を察したちひろが歩美に「あれは桂木と示し合わせた芝居だったんだよ! 桂木が歩美の気を引きたいっていうから協力して歩美を煽ってたのさ!」とやることなんでしょうけど。

ちひろがちょっと気の毒になってきました。
順を追って説明されるでもなく、ただ桂馬たちのやることを見せられて混乱の極みにあるでしょうね。あれが「告白」なんかじゃないことは一目瞭然です。お風呂に入ってるのを知っていながら知らぬふりの芝居。ぱんつを用意させておきながら、さも今手にしたかのような驚き。桂馬といる二人の女はどう見ても「告白する男子を応援する女の子」といった風情ではない。
救いは同行しているハクアがあくまで真剣に取り組んでいることでしょうね。ハクアが真面目にサポートしているからこそ、ちひろもあの場で口を挟めなかったのです。やってることはふざけている。だけどこいつらはただふざけているだけじゃないんだ、と。

私たちはすっかり桂馬のやり方に慣れてしまっていますから、どちらかというとハクアの視点でいつも見守っているわけですが、ここに初見のちひろの視点が導入される事で妙な新鮮味が加わりますね。
とはいえ、桂馬の行動を真の意味で理解してしまうことは、ちひろにとってかなり残酷な仕打ちとなるかもしれません。
「リアル女をからかってやったんだよ」

愛のない攻略をされた
とではどちらが彼女にとって残酷なのでしょうね。
前者には少なくとも感情が介在する。しかし後者にはそれすら存在しない。
私たちは、桂馬が「仕方なく」攻略しながらも、彼の中にそれだけではない感情が芽生えていることを知っています。けれどそれはきっとちひろには伝わらない。
すごく、伝わってほしいけど。
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ミーサは船医というより副船長 兼 船長の教育係

■あの夏で待ってる
第9話 「せんぱい」

柑菜が一人で決着つけちゃいましたね………。
結局海人は柑菜への答えを出すことなく先輩と結ばれてしまいました。正確に言うと、答えは出ていたけど向き合うことはなかった、というところでしょうか。
じゃあ哲郎の告白は何だったんだろうと思わずにはいられません。あれを扉の向こうで先輩が聞いていたわけですから物語上まったくの無意味ではなかったわけですが、哲郎の意図とは違います。哲郎は海人に答えを出してほしかったと思うんです。結果がどっちに転ぼうとも、彼が動き出すためにはそれが必要だったから。
柑菜と哲郎と美桜の三人はこのままの関係が続くんでしょうか。切ない。

二話の「言っちゃダメ」も相当な破壊力でしたが、今回の「これで五回目…」もすばらしい一撃でした。戸松さんの新境地を見た思いです。
逆に先輩の上滑りな演技は苦手でした。もう全部告白して嘘をつく必要はなくなったわけですから、残る数話は全開の先輩を楽しめるかな?

「そう、動くのよ。止まらずに。………前に」
やっぱりあなた苺でしょう。


■輪廻のラグランジェ
「ジャージ部のうた」からは「桜新町町歌」と同じにおいがします。

■アクエリオンEVOL
最近になって観始めました。シリアスな笑いを追求するアニメなんでしょうか。
花澤さんのボーイッシュな演技が新鮮ですね。
ゼシカの服はROのハンターを思い出します。


■モーレツ宇宙海賊
SAILING 9 「華麗なる船出」

無闇に英雄を気取るのではなく、機転で上手くことを収めた茉莉香の判断は乗員に合格点をもらえたようですね。

たしかに、通常なら他星系まで逃げ込まれた時点で追跡側の負けです。
対象が自国の船とはいえ、他人の庭で撃沈なんてやらかしたら外聞とかそういうレベルの問題ではなくなります。もはや外交問題。
逆にそれを承知で追ってきたということが追跡側の本気を示しています。茉莉香たちは余裕をもって対応してましたけど、かなり切迫した事態だったんじゃありませんか、あれ。ヨートフたちの船も被弾してましたしね。
しかしそれも姫さまあってこそ穏便に収められたのであって、彼女が茉莉香たちに無理矢理ついてきてなければかなり厄介な事態になったんじゃないでしょうか。
いえ、私略船免状持ちの海賊船とその管轄星系内で交戦なんてことになったらやっぱり外交問題かな? しかしその場合でも弁天丸がある程度身体を張るはめになってたような気がしますが。

目的を遂げたヨートフたちは来たほうへ引き返してましたけど無事で済むんでしょうか。追跡側の目的は姫に品が渡るのを阻止することでしょうから、もはや無意味に撃沈されることはないでしょうけれど、拘束くらいはされてもおかしくありませんよね。
しかしどうしてこう執事とメイドはどこの世界でも強いんでしょう(笑

代返と呼ばれる非合法の特殊技術(笑
マミはいまひとつ掴めないでいたんですけど、ここにきてキャラが立ってきましたね。
とりあえずはヨット部部長の英断により、特殊技術に頼らずともヨット部の演習に姫も参加しているという体を装って長期離脱をごまかせるというわけですね。

茉莉香は幽霊船の分析を中断しましたけど、あれって結構重要な事じゃありませんか?
そもそも姫がどうして幽霊船を探すのかいまだに聞こうともしませんよね。
幽霊船に何が隠されているのか。それを知ると知らないとでは、いざというときの駆け引きさえ変わってくるような気がするのですが。
あるいは茉莉香は姫がそれを答えられないと察して、あえて聞かず触れずにいるんでしょうか。姫の忠実なる騎士として。
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柊はやっぱりみんなのお姉さん

柊

■夏目友人帳 肆
第九話「月分祭」~第十話「祀られた神様」

以前にも書きましたが、柊は名取の式という体裁を取ってはいても、その実保護者の色合いが強いキャラクターです。
名取の実力も相当なものですが、不測の事態というものは常にある。そんな目に遭ったとき、捨て石にできる式があるのと無いのとでは生存確率が段違いです。
神祓いになるやもしれぬという案件に臨むにあたって、彼がそれを考えなかったわけはありません。むしろ考えたからこそ柊たちを遠ざけたのではないでしょうか。柊はそんな名取の側面を見抜いているから、あえて命に背いて同行した。
彼女は一度、名取の手柄のためにその命まで差し出してまでいるのです。そして今は式として使役されることで彼を守ろうとしている。そんな気の遣われかたは不本意この上ないことでしょう。
彼女にとってみれば、名取はまだまだ目の離せない子供なのかもしれません。

「夏目、お前はなんだか少し柔らかくなった気がする。……名取もいつか、そんな風になることがあるのだろうか」
これは夏目が素直に名取の助力を請うた直後の柊の言葉です。
まだまだ素直に他者を頼ることのできぬ頑なな主を心配しての呟きだったのでしょうね。
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今週の神のみぞ知るセカイ

FLAG178-2 「ONCE UPON A TIME IN MAIJIMA」

記事をたたむほどの感想でもないのでこのまま。
てっきりコアクマがくるのかと思ってました。予想外です。
かのんの恋人(?)出現にあわてふためくマネージャーさんとエルのんのやりとりなんかも見てみたかったんですけどねー。

栞はいまだにどんな女の子かつかめないでいます。いわゆる典型的な「文学少女」でもなさそうなんですよね。思ったより口が悪かったり、意外とスノッブだったり。案外この子は普通にしゃべったらとても普通な子なんじゃないかと思ってます。強いて言えば、ややひとりよがりな価値観でズバズバ切っていくのが幼くて可愛い。

今回はみんなが色んな西部劇コスプレしてましたけど、歩美の副保安官とちひろの記者はすごく似合ってました。月夜の棺桶屋も。まあMVPはモブ子のネイティブアメリカンですけどね。

久々に長瀬先生のお姿を拝めましたが、できれば本編でも見たいものです。
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ひょっとして海人ってまた死んだの?

■あの夏で待ってる
第8話 「先輩がPINCH,」

檸檬はもう森野苺本人なんじゃないかとさえ思えてきました(笑
先輩は子供っぽく振舞えば振舞うほど年齢を感じさせます。正ヒロインが女教師から高校の先輩にジョブチェンジしても、やっぱり系統としては変わってないのかな。
哲郎は美桜のことを女の子として意識し始めたようで、これはこれで面白いのですが………、美桜の好意には以前から気づいていたんじゃないの!? 女の子の扱いには慣れてる風だったから、体よくあしらってたのかと思いきや、わりと純情少年なんでしょうか。
柑菜は海人の変化の理由が先輩にあることに内心気づいてそうなのに、肝試しをチャンスと捉えるところは前向きですよね。へこたれないというか。でも、先輩の悲鳴に海人が柑菜を置いて走り去ったのは決定的だったかな。なによりも雄弁な反応でした。

■アマガミSS+ plus
もじゃ子編は七咲編と並んで好きです。
アフターストーリーとしてよくできてますよね。
梅原はどうしてもてないんだろう。田中さんか高橋先生とうまくいってくれないかな。

■輪廻のラグランジェ
「あのメイドさん可愛いなー」と思ってたのに、すげー騙された気分です(泣

■モーレツ宇宙海賊
SAILING 8 「姫と海賊」

なにやら王室のゴタゴタに巻き込まれたようなのですが、第七皇女ですよね? 後継問題の中心になりそうな継承順位とも思えないのですが。そこは彼女が何のために幽霊船を捜しているのかが鍵になりそうですね。どうやら、姫は幽霊船を見つけたい、王室は見つけさせたくない、とそういうことのようなのですが。
何にせよ、茉莉香はまず姫からもっと情報を引き出すべきじゃありませんか?

姫と先代船長との関係も気になるところですね。
プロの目をかいくぐって密航できたのもそのあたりに秘密があるんじゃないでしょうか。ひょっとしたら先代から「いつでも遊びにおいで」なんて、何かパスのようなものを渡されていたとか。

姫のエスコートにシュニッツァーを指名する茉莉香の決断にも笑ったけど、それ以上にシュニッツァーの反応が予想外に可愛くて可笑しかった。
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