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友人A「しまった、このコ本気だったか」

■夏目友人帳 肆
第五話 「過ぎし日の君に」

過ぎし日の君に

原作9巻の夏目観察帳⑤はただただもう切ないお話でしたが、アニメでは救いのあるちょっとほろ苦い感じのストーリーに仕上げてくれましたね。
アニメの緒方ユリコは爽やかに終わりましたが、原作のユリコだったらあそこでこんな反応もありなんじゃないかと妄想してみたり。


というわけで、夏目に理解を示しながらも、何もできなかった女の子の話です。
もちろん、何もできなかったと思ってるのはユリコだけで、夏目にとっては「少し楽しかった」記憶として心に留める出来事だったのですが。

母子家庭で愛されて育ったせいでしょうか、自分の価値観だけで物事を量るのをよしとしない、相手の身になって考えることのできる優しい女の子でしたね。母親に「近づいちゃダメ」と言われたときも、彼女はあえて何も言い返しません。母親が自分を大事に思うからこそこんなことを言うのだと、わかっているからです。
夏目にたいしても、おかしなコで片付けようとせず、そこに何か意味があるのだと考えようとした。もちろん妖なんて縁の無いコだから、夏目の真実に手をかけながらもそこに踏み込むことはなかったわけですが。
しかしこれは夏目にも責任のあることで、周りにぐるりと壁をつくる夏目の在り方が、ユリコに一歩を踏み込ませなかったとも言えます。
その、お互いに未熟であったがゆえの距離が、この物語というわけですね。

廊下のガラスが割れたシーンは何度見ても泣けます。
夏目は周囲の理解を諦めてしまっているんですよね。それがユリコには悔しくて仕方ない。でもそれで夏目を責めることもできない。諦めないで抗ってと言うには、夏目の背負ってるものはあまりにも重く、理解の及ばない次元にあったからです。
切ない。

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原作は短いお話なのでどうするのかと思っていたら、夏目サイドからもう一度なぞるんですね。夏目の置かれた状況を一連の出来事として再構築するとは面白い試みです。
狛犬は、多軌と木の上の妖のエピソード二つを合わせたようなツンデレ妖でしたが、なんだ、結局この妖怪も寂しがりやさんか(笑
ガラスを割った件も狛犬の仕業にしたのはちょっと納得いきませんが、それ以外は夏目の行動に理由をつけるおもしろい改変でした。あのさるぼぼも、現在の夏目とユリコを結びつけるために登場したんですね。終わってみればなるほど!です。

四期のED曲は、本編が切ない話のときほど雰囲気の繋がりが良くて好きです。二期のED曲と並んで好きかも。夏目のEDには冬の光景が似合いますね。OPには夏が似合うけど。
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今期は夏目・夏待ち・宇宙海賊のみっつに注目してます

■あの夏で待ってる
第3話 「先輩が言っちゃう…」

前回の「言っちゃダメ」ってそういう意味?
とてもそうは見えなかったよ!?
演出でミスリードを誘うにもほどがある(笑

哲郎と美桜のラインも現状維持に留まっちゃうんですね。あんな引っ込み思案な女の子がせっかく勇気を出して一歩を踏み出したのに。
哲郎があそこで柑菜への想いを認めてしまえば、それは同時に、美桜の想いとも向き合うことを意味します。彼はそれを拒否したんですよね。弱い男だ……。


■モーレツ宇宙海賊
おもしろい。地力のあるアニメですね。
ケインとミーサの視点はそのまま視聴者の視点でもあります。主人公・茉莉香の意外性と成長を楽しむ展開が続きそう。
SF特有の専門用語も頻出しますが、それが話の障害になっていません。説明セリフも流れがとてもわかりやすく、茉莉香たちが何をしようとしているのかが初見でほぼ理解できます。
チアキは茉莉香の覚悟を問いつつも、観察に徹するんですね。EDの服装を見る限り整備士っぽいので、能力を発揮できる場面じゃないだけかもしれませんけど。今のところ良い相方といった風情です。茉莉香のブレーキ役というのは正確じゃないかもしれません。彼女の確認や忠告があるからこそ、茉莉香も覚悟を持って行動に踏み出せるといったところでしょうか。
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先週の神のみぞ知るセカイ

FLAG174「ラビリンス」


20120130.jpg

ちょっとちょっと神にーさま、いくらなんでもそれはない。

と思いましたが、………あれ、ちひろの反応がそんなに悪くない。
険悪だけど、ちゃんと桂馬と話してます。
ちひろはホントに強いコだなぁ。
あと、桂馬がオタメガ的態度で接したのも大きかったでしょうね。
もし神妙な態度で話を切り出していたらこうはならなかったでしょう。
思えば本来の桂馬はこっちのはず。最近の桂馬がおかしかったのです。

とはいえ、ちひろの協力なんてとりつけられるものでしょうか?
本当の事情を話すわけにはいかない。それでは今までの事も全部ウソになってしまいます。かといって、理由も話さずただ歩美を救うためだと力押しで説得できるとも思えません。
しかしそこさえクリアできれば悪くないアイデアです。

歩美を縛っているのは罪悪感です。
これを解放できるのはちひろを置いて他にありません。
だからこそちひろの協力は不可欠なのです。
ただし、「私のことはいいから、歩美は自分に素直になりな」と言ってやったところで歩美は動き出せない。歩美がちひろに対して負い目を抱いている以上動けるわけがないのです。これを解消してあげるには、歩美とちひろの関係を一度イーブンに戻さなければなりません。
そこをどう戻すかが面白そうなのですが    

その前にやってきちゃいましたね、リューネたちが。
歩美だけが標的かと思いきや、まさかの攻略ヒロイン全員捕縛。
これはリューネが桂馬と同じ推論に到達した事を意味しています。
桂馬の場合は自分の身近に二柱の女神がいたからこそギャルゲー理論で女神集合説を唱えたわけですが、リューネが観測できた女神はメルクリウス一柱のはず。いったいどんな理屈で同じ推論に到達したのか興味深いところです。

スミレが再登場してましたが、次号は他のヒロインたちも見られるんでしょうか。
長瀬先生~。
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夏目友人帳 第四話「代答」

ヨビコ

切ない………。
恋のお話としては村崎以来ですが、人と妖とではどうしても悲恋になるので、見ていて辛くなります。
まして今回はすでに相当の月日が流れてしまっています。もはや取り返せない。人と妖の時間に対する感覚の違いが引き起こした悲恋という側面もあるのです。

ヨビコがヨウコさんを憎からず想っていたことは窺えますが、ヨウコさんは果たしてどうだったのでしょう。
「隆彦さんじゃないみたい」
そう冗談交じりに告げた彼女の意図は、
「可笑しい………かな」
「ええ………。とっても。」

ここの演出からも明らかです。
どれだけ経っても姿を見せようとはせず、病気というわりに平気そうで、少しでも長く一緒にいたがる、以前とは変わった男を、彼女は疑わずにはいられなかったでしょう。
障子の向こうの男が隆彦ではないことに、彼女はもう気づいていた。

それでも逢引を重ねたのはなぜでしょう。
あの隆彦によく似た声を、せめて聞いていたかったから?
疑いを現実に確定させることなく、夢を見ていたかったから?

では、どうして一目会いたいなどと、彼女は告げてしまったのか。

「………不思議ね。
 顔を見られなくなって、こうしてあなたの声だけを聞いていると、
 前よりもっと親しくなれたような気がするの」


その答えは、この言葉に隠されているのかもしれません。

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ヨビコの声は「蟲師」でギンコ役を務めた中野裕斗さん。恥ずかしながらBパートまで気づきませんでしたが、名演技を見せていただきました。
ヨビコは見栄えのいい中年なのに、やや間の抜けた面をつけていたり、威勢がいいわりに実力がともなわなかったりと、二枚目半なところがありますが、そんな格好悪くも誠実な男の内面を見事に映し出してくれていたと思います。
ヨウコ役は高梁碧さん。「みなみけ」のリコ役を務めてらした方ですね。「会いたいの」の叫びには涙を誘われました。

カリカミはユーモラスな外見のわりに理知的な話し方をする、不思議な妖でしたね。紳士だ…。
彼は彼で、レイコさんに思い入れがあったようで、こんなついでのように登場するには惜しい妖でした。
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冬のアニメ

■あの夏で待ってる
スタッフの名前をもって既存の作品と比べたりするのはあまりお行儀よくないのかもしれませんが、このアニメに限ってはスタッフが開き直ってますので、思う存分おね☆ティを意識して観てもかまわないと思います(笑
でも檸檬先輩はちょっとやりすぎ感が。。
二話のラスト、酔いつぶれたメンバーのつぶやきや表情から、いつまでもただの仲良し四人組じゃいられない雰囲気が見て取れて、長井監督作品なんだなとぞくり。
ヒロインの戸松さんの演技、やや上滑り感があるというか、常時作ってる声で演技されてるのがどうかな~?と思ってましたけど、2話ラストの「言っちゃダメ。お願い……言わないで」には納得でした。戸松さんの新たな境地が見られるかなと期待してます。

■アマガミSS+ plus
裏辻さん編を観た限りだと、ただの後日談といった印象です。
ファンには嬉しいかもしれないけど、予備知識無しに観た人にとって、これ面白いのかな?
と、ちょっと心配。

■偽物語
戦場ヶ原さん・八九寺・撫子・神原と、前作ヒロインたちとの会話にはどれも刺激と緊張感があってよいですね。
ただ、今回ようやくまともに出てきた妹二人との会話はやや退屈でした。阿良々木くんが緊張感をもって接してないからでしょうか?
撫子はようやく本性を見せ始めたかな?
撫子がただのいい子でないことは前作ですでに感じ取れたのですけど、こうやって直に見せられると魅力が半減という感じ。本性に幻滅したというのとはちょっと違います。なんというか、前作のように曖昧なままであったほうが底が知れなくて素敵でした。
今の撫子はあからさま過ぎて、阿良々木くんの反応も無理してすっとぼけてるようにしか見えないんですよね。
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今週の「神のみぞ知るセカイ」

FLAG173「Punish Vanish」


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あれ?
神にーさまったらここへきても通常攻略?
というか攻略の全体図が描けてない。
それはゼロスタートの攻略であって、マイナススタートの攻略じゃないぞ?

桂馬がやろうとしているのは「最良の攻略」ではなく「最短の攻略」なんですよね。でもそれでは歩美は救われない。
どうやらちひろのことを抜きに攻略を再開したいようですが、それはどうなのかなぁ。
いえ、もちろん桂馬には時間がないからだとわかってはいるのですが。

でもちひろありきで攻略を進めるのはたしかに難しい。
どうやっても自分の行動に一貫性を持たせられないわけですから。
必然的に、ストーリーは桂馬を置き去りにして進んでいきます。

歩美の気持ちというのは、メルクリウスを通した自問自答と、彼女を責める存在の消失でかなり見えてきたわけですが、逆にちひろの気持ちが見えなくなってしまいました。
ちひろが歩美の気持ちに気づいてないはずはないと思うのですが。
もし知った上でレースからの脱落を宣言したなら、それはそれで救われません。歩美だって、自分の気持ちを自覚できたのはいいとしても、自己嫌悪は深くなるばかりです。はたしてこれで歩美が動き出せるものでしょうか?

桂馬が今までやってきたのは女の子を救うことを柱としたギャルゲー理論に基づいてるわけですよね。でも今回その道筋が立てられない。それは今の三角関係が桂馬の引き出しにない事態だということを意味しています。
ならば桂馬は落とし神としてではなく、一個人として答えを迫られているのではないでしょうか?
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夏目友人帳 肆 第三話「小さきもの」

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「貴志くん、今夜はお赤飯よ」
「………塔子さん?」


前から思っていましたが、ニャンコ先生は呪いや封じの術に結構弱いんじゃないでしょうか。
そっち方面に強そうなのはヒノエですよね。

アマナの言い分はずいぶん一方的で自分勝手に見えますが、こういう話の通じなさが、ある意味人の世の理が通じない妖っぽくありませんか。妖というのは各々自分のルールで生きてますからね。

「いっそのこと、八つ原で面白おかしく暮らしませぬか」
人の身である夏目が山や森で暮らせるわけもないのですが、そこが中級たちにはわかってないからこんな言葉がでてくるのですね。でも厚意だけは本物ですからね。

ヒノエや中級たちには以前から何度か世話になっていますが、素直に彼らを頼れるようになったのはいいことです。今のところ田沼や多軌よりヒノエたちを頼ることが多いのは、餅は餅屋ですから仕方ありません。たとえば学校生活や進路などで悩んだとき、田沼たちにちゃんと相談できるといいのですけど。
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いまさらですが、先月の書籍感想を。

ひよっこシスターの安息(1) (まんがタイムコミックス)ひよっこシスターの安息(1) (まんがタイムコミックス)
(2011/12/07)
山田古都子

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マリみて脳の持ち主としてはどうしても志摩子さんの未来と重ねてしまうわけなのですが。
いえ、志摩子さんがシスターになってもこんなふうにはなるとは思いませんが。
4コマとしてはギャグ成分が薄めですが、読んでてほっこりします。シスター雛形が可愛すぎて。
あと絵柄がすごい好みなのです。こんなストライクな絵に出会ったのは辻灯子先生以来かも。


鏡の国の針栖川 1 (ジャンプコミックス)鏡の国の針栖川 1 (ジャンプコミックス)
(2012/01/04)
叶 恭弘

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叶先生お得意の、秘密を抱えた主人公ですね。
ただ、今回はその秘密をヒロインが共有して守るというのが珍しい。
鍵になりそうなのはサブヒロイン(?)の咲でしょうか。
前作『エム・ゼロ』では観月がそれにあたるわけですが、叶作品の主人公は一途すぎてサブヒロインに見向きもしないんですよね。それが主人公の魅力でもあるのですが、サブヒロインの片思いすぎてちょっと物足りない気がします。今回の咲はヒロインの親友というポジションに最初からいるわけですし、少しは彼女に針栖川がぐらっとくればより面白くなるかも?


花咲くいろは Green Girls Graffiti(1) (Emotion Comics 41)花咲くいろは Green Girls Graffiti(1) (Emotion Comics 41)
(2011/12/09)
不明

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花咲くいろはといえば、緒花主人公のが3巻まで出てるわけですが、こちらは民子と菜子がメインのコミカライズ。
細雪先生という大好きな漫画家さんが担当されたということで、発売前からめがっさ楽しみにしてました。
頑なな民子と人見知りな菜子がどうやって仲良くなったのかが描かれています。民子の不器用さ、菜子のたどたどしい歩みが丁寧に描かれていて読み応えありました。
次回からは緒花が喜翆荘にやってくるのでしょうか。アニメではどうにもぎくしゃくした出会いでしたが、民子菜子側から当時の緒花がどう映っていたのかが楽しみです。


げんしけん 二代目の弐(11) (アフタヌーンKC)げんしけん 二代目の弐(11) (アフタヌーンKC)
(2011/12/22)
木尾 士目

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一期の頃は作中アニメをわざわざ作ってそれ中心にオタ話をしていたのに、二期からは普通に既存作品を口にするようになりましたね。なんか吹っ切れたんでしょうか? 読み手としては架空のアニメの話をされるよりシンパシーが得られて面白いのですが、平凡化してしまった気もします。

荻上のサークルに真っ先に来た人って、タイミング的装備的にどう見てもサークル参加者ですよね。ネットの評価のこととかから見ても、荻上の作風って作り手に受けるタイプのマンガなんじゃないでしょうか。

荻上の元クラスメイト・中島さん。初登場のときも感じましたが、なかなかに複雑なキャラですね。こう、愛憎入り混じるというか。彼女が荻上に抱いてるのが嫌悪だけじゃないのは、一緒にいるもう一人の子の態度でわかります。にもかかわらず彼女の「憎」がここまで育ってしまったのは、ひょっとしたら荻上の逃げ癖にあったのかもしれませんね。
しかし今の荻上はもう彼女の知る荻上ではない。それが藪崎やスーの口から語られたことで、彼女は振り上げた手の下ろし場所を失ってしまったのかもしれません。

アンジェラのやり方はたしかに乱暴なんですが、一概に否定したくもないんですよね。斑目を守ろうとするのは波戸くんも自覚している通り、エゴの押しつけでしかないのですから。私だって、正直なところを言えばアンジェラの誘惑に堕ちてほしくなんかありません。でも、大切なのは何が斑目にとって幸せなのか、です。
もしアンジェラを否定できる人間がいるとしたら、それは自分で斑目を幸せにする覚悟をもった人だけではありませんか?
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夏目友人帳 肆 第一~二話

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いきなりの的場回でしたね。
色々と甘言を弄して夏目を引き込もうとする的場ですが、彼は夏目と会うのが遅すぎたのでしょう。
藤原夫妻に出会う前の夏目ならまだしも、今の夏目は現状に不満も不安も抱いてない。
むしろ的場によって今の生活が壊されることへの怖れが勝っている。

「生涯の伴侶が見つかりますように」のすぐ後に思いつくのが田沼と多軌を誘うことだなんて、西村もわかりやすいですねぇ(笑

なんだか猿面軍団の中に中級二人の声が混ざっていたような気がしますが、きっと気のせい(笑
彼らは力を得るために友人帳を欲していましたが、友人帳の本来の使い方をできるのはレイコさんの血を継ぐ夏目だけなんですよね。他者に出来るのはせいぜい「お前の名前が書かれたこれを燃やされたくなければ言うことをきけ」と脅迫するぐらいで。
まあ的場あたりにはそれで十分なアイテムなのですが。

「……少しは頼るようになってくれたってことかな」
「なんであんなに頑ななんだろう」

頼り方を知らない夏目ですからね。それでも事前に危険を打ち明けるだけ、ましになったということでしょうか。
もちろん二人に妖絡みの事件を解決する力はありませんが、話すくらいはしてほしいですよね。話すだけでも、一人で抱え込むよりずっといい。

「一度、訊いたことがある。どうして視えることを話さないんだって。藤原さんたちだったら、聞いてくれるんじゃないかって」
「……直球ね」

これについては何度も書いてきたとおり、藤原夫妻に打ち明ける事が必ずしも良いことではないと私も思います。なんといっても彼らにはどうしようもない世界の話だからです。夏目の言うとおり、大きな心配の種を蒔くだけでしょう。そして、夫妻に無力感を与えるかもしれません。その笑顔を翳らせるかもしれない。
それは夏目の望むところではないはずです。

四期の三篠はちょっと顔が丸くなった気がします。
三篠とヒノエの会話は興味深いですね。
たしかに友人帳を手放せば夏目が揉め事に巻き込まれることは格段に減るでしょう。三篠の言ってるのは正論です。しかしそれで夏目が真に幸せになれるかというと疑問です。
これが解るあたり、ヒノエは三篠よりも人間くさいところがありますね。

「私が面白おかしく使ってやる」
友人帳をよこせと言われても夏目が微笑むのは先生だけですね。
たぶん先生に渡してもそれほどひどい使い方はしないという信頼感からでしょう。
それどころか、先生は単にレイコさんの形見だから欲しがってる節がありますからね。

「人の子のくせに、妖怪から名を奪って操ろうだなんて!」
このあたりの話の通じなさは、凝り固まった先入観によるものなんですよね。
夏目が妖に名を返すのを目の前で見ただろうに、どうしてそんな決めつけしかできないのかと苦笑してしまいます。

「もしかして、キミは人と妖怪が同じだとでも言うんですか」
まさにその通りで、人だから信頼できる、妖だから信用できないなどという発想は夏目にはありません。人も妖も個でしか判断できないことを、夏目はこれまでの経験から知っている。
………いえ、人についてはどうかな。まだ夏目は人間を信じたがってるところがあるかもしれません。人の残酷さを否定したがってる様子が見受けられます。
ですが、妖怪についてはひょっとしたら的場よりも詳しいかもしれません。「妖怪」と一括りにできないことを身に染みてわかっているはずです。
こういった夏目の考え方は、常に妖怪と敵対し、あるいは従える事でしか存在してこなかった的場の当主には、到底受け入れがたいものでしょうね。自己の否定に繋がりますから。

塔子さんはちょっと過保護になってきてませんか?(笑
滋さんはすごく自然に「来年には~」とこれからもずっと一緒であることを口にしますね。頼もしい。
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この冬 心に残った同人誌

『The End of Arcadia』 ほっかほかめそ亭さま
神のみ/月夜本
月夜の再攻略を月夜側の視点から描いたお話。
神のみ同人誌はこう描くんだ! って思い知らされた本でした。
あの毅然とした態度の裏にこんな危うい心が隠されていたのかもしれないと思うと、月夜が今まで以上に可愛く見えてきます。

『てのひら』 PINSIZE Inc.さま
日常/はかせ本
はかせがなぜ子供なのかの秘密と、なの誕生までのはかせの気持ちを綴った二編。
やばいこれは泣く。
日常はアニメだけで原作はまだ読んでないのですが、本当にこんな設定があったら悲しいなぁ。

『answer』 羽根屋根さま
マリみて本
祥子卒業後の祐巳たちが紅白黄の三編で描かれていますが、特に白薔薇の二人の話が好きです。
「この子の事ゴロンタって呼ぶの、今 この学校の中じゃ私と志摩子さんだけなんだよ   
白薔薇はやはり二人だけの世界であってほしいですね。
頑張って騎士らしくしながらも、ちょっとだけ怖気づいてる乃梨子が年相応で微笑ましかった。

『Queen of the Night』 一ノ瀬さま
東方/めーさく本
シリーズ5冊目にして、咲夜幼少期のラスト。
心が停滞していた紅魔館の面々が怒りをきっかけに動き出すのが痛快でした。美鈴もレミリアもパチュリーも、格好いいんだけど、どこか抜けた感じがして可笑しい。
幼少期ラストってことは、次は成長した咲夜が見られるんでしょうか。あの美鈴に懐きまくった状態からどう変化するのかが楽しみです。

『素敵な出会いを演出します!!』 粟米湯さま
東方本
アリスとフランがメインなのですが、私的にはパチュアリ本。
特に言葉にせずともアリスの意を汲んでクールにサポートしようとするパチュリーがかっこ可愛い。
この方の描くアリスとパチュリーが好きで好きで仕方ありません。

『YUI⇔AZU!!』 ryu-min BSさま
けいおん!/唯梓本
律と唯のイタズラで梓に偽ラブレターのドッキリを仕掛けたら、あずにゃんが泣き出してしまい   
最初どうなることかと思いましたが、唯の間抜けさが思わぬ方向で解決に導いてしまう、とてもテンポのよいマンガでした。ギャグにしてもコメディにしても本当に勢いがありますね。

『放課後うくーふん』 クラスメイトショックさま
けいおん!本
小さくなった唯の扱いが、まるでお正月の親戚の集まりで突然小さい子を預けられてもてあましてるみたいで微笑ましい。
ラストはちょっと寂しくなりましたが、なんでもないこの一瞬がすごく愛しいってところに落ち着いてほっとしました。

『みのむしふうふ!』 めりーめろいんさま
けいおん!/唯梓本
あずにゃん、唯の下宿にお泊りするの巻。
二人の意図のすれ違いにひたすらニヤニヤさせられます。唯が子供すぎるのがいけないんですが。

『ANSWER.』 蒼井ホログラムさま
けいおん!/唯梓本
ド直球の唯梓です。
この方の作品は、表情とかコマ運びとか言葉の選び方がいちいち心に響いてくる、実に私好みの本です。前作の『イリオモテアズネコ』も楽しいお話かと思ってたら最後でガ~ンとやられてびっくりしました。

『waltzing』 金米糖工房さま
けいおん!/唯憂和本
憂のお姉ちゃん愛ってわりとデフォルメして描かれることが多いんですが、この憂の愛し方はすごくナチュラルで、すとんと心に降りてきました。
和も、この本の中でとくに何を言ったというわけでもないのに、平沢姉妹を見守る彼女のスタンスのようなものがじんわり感じられます。
あと、私 今までずっとサークル名を間違えてました。申し訳ありません。
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最近のけいおん!

きららキャラット2月号(高校生編)と、きらら2月号(大学編)の感想です。

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今週のサンデー

「BE BLUES!」
あれ、諸星の独りよがりなサッカーが矯正される話かと思ってたのに、結局個人技で乗り越えちゃうんですね。
まあこのチームは諸星をフォローできるほどのレベルに達してないので仕方ないのかもしれませんが。それに、徹底マークくらいで潰されてしまうようなら諸星の器も底が知れてしまうし。
でも諸星はいつかその壁にぶつからなきゃいけないキャラに見えるんですが。

『銀の匙』
うわ、八軒ったら、てっきり豚丼をそのまま買い取る気かと思ったら、肉として買うんですか。
私は八軒を侮ってましたすみません。
おそらく富士先生もそう思ったはずです。食肉として育てられた豚を愛玩用として買う。それは養豚の否定です。食肉として育ててきた人間の苦労も、システムも、豚丼の運命そのものも否定する行為です。全く覚悟が出来ていない。
だからこそ富士先生もその覚悟のなさを問い詰めるような質問を繰り出したのでしょう。
しかし八軒の覚悟はそんな青く幼いものではなかった。彼は食肉として育てられた豚丼の運命を否定しなかったのです。食肉として育てられた以上出荷されるのが必然。ただ彼はそれを自分で受け入れるための儀式として、肉となった豚丼を買い取り、おそらくは食すつもりなのでしょう。
それは富士先生も納得させる覚悟でした。だからこそ即答で売ってくれたのでしょう。いい先生だ…。

「はじめてのあく」
最近シズカがいい感じ。

「電波教師」
叶が無防備すぎる。


「神のみぞ知るセカイ」
FLAG170「穴」~FLAG172「The Good,The Bad,and The Ugly」

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黒かのんが可愛すぎる。
中身がエルシィだとわかってるのに、かのんの姿をしてるとどうしてあんなにときめくんでしょう。神にーさまも照れてますよ! 「桂馬くん」攻撃は有効だぞ、エルシィ!

桂馬の問題の割り切り方が見事でしたね。
古悪魔やヴィンテージの企みは基本桂馬にはどうにもなりません。彼はこの事態のキーマンではありますが、ただの人間に過ぎない。あの発見が何かしら桂馬に意味があるとすれば、それはタイムリミットが迫っているという一点のみ。
地獄側の問題について、桂馬は主人公ではないのです。そちらの主人公は二階堂先生や灯であり、そこでの桂馬の役割は限られている。桂馬は彼らとの繋がりがないにもかかわらず、そこを見誤らないのがさすがです。

さあ、歩美の攻略は困難を極めそうです。
桂馬はどうやらこじれた歩美の感情を一度リセットする気だったようですが、それは安易に過ぎる計画でしょう。少々歩美を侮っているとしか言いようがない。桂馬もその無謀さをすぐに悟ったようですが。

女神の愛を育てるのが目的なら、目標は必ずしも「歩美と付き合うこと」ではないんですよね。要は歩美の中で、罪悪感や後ろめたさ、怒りといった負の感情よりも、桂馬への恋情が上回ればいい。
あの屋上での場面さえ見られていなければ、それを「嫉妬」によって引き起こすことも可能だったかもしれませんが、今となってはそれも難しい。

少なくとも歩美に好意や覚悟を伝えるだけではどうにもならないでしょうね。
何か歩美自身が桂馬を許せるような、そんなシチュエーションを用意しなければ。歩美に必要なのは、自分が桂馬を好きになってもいいんだという免罪符なのですから。
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映画「けいおん!」観てきました

20120105.jpg

入場特典って、なくなるの早いんですね。
あと、女性客の割合が高いのにびっくりしました。
ぱっと見6割くらい。消失のとき以上です。
リピーター率も高そうですね。両隣とも「2回目だから~」って言ってました。
私も、もう1~2回は観にいきたい。前売り券買っておけばよかったかな。

なお、上の画像には「めんまフォント」を使用させていただいております。
ありがとう、めんま。
では映画の感想を続きを読む>>から

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今年もどうぞよろしくお願いいたします。

神のみぞ知るセカイ 15 (少年サンデーコミックス)神のみぞ知るセカイ 15 (少年サンデーコミックス)
(2011/12/16)
若木 民喜

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ウルカヌスって、月夜の身体で現界してるときと、ルナでいるときとでは性格違うような。
基本は長女らしく落ち着いた振る舞いをするんですけどね。ルナだと舌足らずな表記になるから幼く見えるだけでしょうか?
逆にディアナはウルカヌスの登場で弱さが見えて、神性がやや薄れつつある印象があります。

以前にも一度デゼニー・シーでありましたが、ディアナとハクアとで桂馬を取り合ってる構図は見ていて楽しいものですね。本人たちに自覚があるかわかりませんけど。
ハクアはそれを「自分の存在意義」、ディアナはあくまで「天理のため」と置き換えてしまっているので、なんだか素直になれないところがもう。
しかしここで桂馬はディアナにも攻略じみた接し方をしてたんですね。すると、FLAG160「ドロップアウト」でディアナに見せた優しい笑みも、やはり計算の内だったんでしょうか。落とし神恐るべし。

結の再攻略は終始コミカルで楽しかった~。
ハクアがいいツッコミ役になってましたね。結攻略時のハクアは本当に桂馬のバディらしく見えます。どうしてでしょう。桂馬が結を苦手にしていて、やきもちを焼く理由がないからでしょうか。

栞の再攻略は難航してますね。
はじめのとき同様、栞を支えてあげる形での攻略となってますが、どうなることやら。

かのんを演じてるエルシィは大好きです。
コアクマはもっとやってくれればいいのに。
バンド回のときはかのんにたいして前向きなちひろでしたが、今回は屈託が見えますね。劣等感が一番わかりやすいのですが、それだけならばバンド回での態度が不自然になります。
では原因は何か。
もちろんそれは、かのんがただの「クラスメイト」で「アイドル」なだけではなく、「恋敵」となったからに違いありません。それはP.31のすぐ右のコマで歩美が同じ表情をしていることが何よりの証拠です。
かのんがただのアイドルならば、純粋に憧れや目標でいられた。しかし、あんな凄い女の子と同じ土俵で一人の男の子を取り合うかもしれないなんて、そりゃ心が挫けそうにもなります。
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