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続 夏目友人帳 第十三話 「人と妖」

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あえて義務なんて言葉を使っちゃう柊が可愛いやらいじらしいやら。
原作の柊は、どこか危なっかしい弟(名取のこと)を守ろうとするお姉さんのようですが、アニメ版の柊はらぶらぶですね。夏目の無礼にいちいち怒るところとか。
着物を描くのは難しいですね。夏目描くなら一度ちゃんと勉強しないといけないかも。このイラストも一ヶ所致命的なミスがあります。描き上げてから気づいたのでもういいや。

「化け物めっ」と先生に一撃見舞った柊ですが、
あれ絶対先生だとわかっててやりましたよね。
鞘から抜かずにそのまま叩きましたし。名取に憎まれ口叩いたのを根に持っていたのでしょう(笑


「夏目。そろそろ決めたらどうだい。キミにとって大切なのが……人か、妖か」
夏目に選択を迫る名取。
この場合、危険視されているのは井戸の鬼であって、カイそのものではありません。だから本来なら、カイを説得するという別の選択肢があるはず。けれどその選択肢ははじめから考慮されていないのです。妖との交渉なんて、昔ならいざしらず現代ではあまり現実的ではないのかもしれませんね。夏目が規格外すぎるのです。
最後に夏目が出した結論は
「人だとか妖だとかそんな事じゃなくて、自分にとって大切なのかどうか…。その瞬間の想い、幸せを、心のまま素直に、迷う事無く受け止めていけたらと思う」
というものでした。
これは今回の退治対象がカイそのものではなかったからこそ通用するものかもしれません。いつか究極の選択を迫られたとき、夏目はまた新たな道を見つけ出さなければいけなくなるでしょう。でも、今はこの選択を喜びたいと思うのです。非常に夏目らしい、ニャンコ先生も合格点の結論でしょう。

カイには本当に気の毒な展開でした。
「そんなにオレが邪魔なら!
 山に帰れと言えばよかったのに!
 ……夏目が望むなら、オレはそうしたってよかったのに!」
「夏目が困るのは…やっぱりイヤだな……」

まっすぐな想いに涙を誘われます。
ああもうなんでこの作品に出てくる妖は揃いもそろって寂しがり屋さんなんだ。

憎しみに囚われたカイの心を溶かしたのは、あの日花冠にしたレンゲの押し花でした。あの幸せな思い出に嘘はなかった。誤解が解けたかどうかはわかりません。ただ、夏目が好きだと。だからカイはそのまま姿を消した。
タキのクッキーはカイの手に。これが今はカイと夏目たちを繋いでいます。また以前のようにみんなで笑える日が来ますように。

実はこのカイ編、原作だとひたすら切ない終わり方をします。
アニメは大筋では変わらないものの、独自の味付けによって切なくも温かい物語に仕上げてくれましたね。ホントに夏目は原作もアニメも素晴らしい。アニメで夏目を好きになった人は原作も読まないと損ですよ?

では原作からの変更点に注目していくつか。

田沼は前回何のために出たのだろうと思っていましたが、今回の役割のためだったんですね。
相変わらず水臭い夏目ですが、田沼はそんな彼を責めることはしません。ただ自分のできる範囲で、そっと陰から夏目を助けるに留める。
田沼といい多軌といい、夏目は友人に恵まれていますね。彼らの気遣いが届くことで、夏目の頑なさにも変化が訪れますように。
先生の助言も田沼の仕事に一役買いましたね。
「自分が被れば、周りに迷惑がかからないと思っておるのだ。浅はかなヤツめ」
いや全くその通り。

多軌は話に関わりながらも大事なところで置いてきぼりをくった印象がありましたが、そこをアニメが補完してくれましたね。カイに会いに行こうと夏目と約束できたのはよかった。

名取と夏目の和解シーンのセリフが削られたのが今回唯一残念な点です。名取の不器用さと、夏目を大事にしたいという気持ちが伝わってくる、いいセリフだったのですが。

井戸の場所ですが、カイには前回の斧の妖怪が道案内を、夏目には多軌と田沼が連携して場所を教えるという改変が行われていました。このあたりはグッジョブとしか。

カイの憎しみを溶かすアイテムとしてレンゲの押し花が使われたのもアニメ独自の演出です。これも素晴らしい。カイとシンクロして思わずうるっときましたよ。
カイの手にクッキーが渡っていたのもいい変更です。

そしてみんなとのお花見シーン。
「レイコが死んだと知って友人帳は私が預かろうと思った…。奴の遺品を引き取る者など居ないと思ったからな。…だがこれで良かったのかもしれん」
これ、実は原作の第一話でのセリフです。アニメ一期の一話ではたしか削られたと思いましたが、まさか二期の最終話でもってくるとは。二期を終え、しかもカイ編の直後ということもあって、セリフの重みが違いますね。ひょっとしたらアニメが企画された当初から決まってたのかなぁ。すごい。

夏目が風鈴から短冊を外していたのは、たぶんうるさくしちゃいけないという夏目なりの気遣いだったんでしょうが、「お前は本当に気の使い方が阿呆だな」です。
藤原夫妻は、落ち込んでる夏目を元気付けてあげたかったんでしょうね。実に夫妻らしい励まし方というか……。夏目が夫妻に引き取られたのはまさに奇跡としか。
最後の、幸福な夏目の姿を見守るレイコさんにはちょっと泣けました。今夏目が手にしているものは、レイコさんが諦めてしまったものなんですよね。
夏目がどれだけ幸せになろうと、過去の人であるレイコさんの何かが変わるものではないけれど。なんて胸をうつ演出でしょう。

今回で夏目アニメは終わりです。
とらドラ!と並んで幸運なアニメ化だったと思います。
ありがとうございました。
そして、夏目を途中から知ったという方に朗報です。テレビ東京系列で4/6から夏目第一期の再放送が行われるそうです。なんと夕方枠です!>ヮ<b

では最後に一言。
みんなが和んでる中、一人で配膳を手伝う多軌が夏目の嫁にしか見えないっ!


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夏目友人帳本について

何人かの方からお問い合わせいただいていますが、3/15の春コミで発行した折本は書店委託する予定ありません。
そのうち多軌の話と合わせてカラー表紙オフセにできれば、と思っていますが、発行日は未定です。4/26のComic1ではマリみて本を優先したいので、夏目本がいつになるか正直わかりません。五月のS.C.Cに申し込んでなかったことがつくづく悔やまれます。そしてGWを過ぎると夏コミまでイベント参加予定がないという事態。どうしたものか。。


Fate雑記さま、告知の捕捉ありがとうございました。
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女の子の身体は羽毛より軽いから受け止められるよ

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4/5 子羊たちの春休み4の新刊です。
以前から要望のあった、ゲスト原稿等、外で描いたマリみて原稿を集めてみました。これまでゲスト原稿は再録集にも入れずに来たのですが、そのほとんどは完売されてますし、もういいかな、と。
あちこちに描き散らしてきたので、正直自分でも正確には把握できていません。データが手元に残ってないものもあって、紙原稿からやり直すはめになったり、結局データも紙も見つからなくて諦めたりしたものも。
マンガは蔦笙と「やさぐれ○○さん」が多目です。私、ゲストするときは「とりあえずやさぐれさせとけー」ってスタンスだったんだなーと改めて思いました。由乃やら可南子やら瞳子やら(笑
カラー原稿もあったので冒頭4ページをカラーにしました。カラーページなんていつ以来だろう。ひょっとしてセンチ本の二冊目(初版)以来?


Fate雑記さま、とらドラ絵の捕捉ありがとうございました。

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24の再放送をしているのに気づいてしまった

唯一見たことあるのがシーズンⅤで、今やっているのがシーズンⅥなのでちょうど続きだったり。あぁ………カーティス死んじゃった(泣
いつも不思議なんですけどこのシリーズに出てくる人ってみんなそろいもそろって優秀すぎませんか? バウアーたちが優秀なのは仕方ないかなって思うけど、ただのおばさんが一秒見ただけで電話番号暗記したりするのには違和感を禁じえない。なんかみんなインテル入ってるよっ。

とらドラの亜美ちゃんとみなみけの内田が同じ声優さんだと気づいてしまいました。
………今年最大のサプライズだ(笑

「放課後プレイ」が気になる今日この頃。
読んだことないんですけど、二次創作物見ているとすごくおもしろそう。
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とらドラ! 第25話 「とらドラ!」

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いい最終回でした。
最終二話(原作10巻に当たる部分)の再構成は見事の一言です。

小説作品のアニメ化というのは非常に難しい作業だと思います。媒体の性質が違いすぎますものね。小説をそのまま忠実にアニメ化すれば、どんな良作でも冗長になるでしょう。だからといって必要な部分だけを繋げたのではただのあらすじアニメになってしまう。そこで、必要な部分を残しながら改変を加え、話をわかりやすく、テンポよく仕上げるという再構成の腕が問われるのです。その途上で原作小説とは別の解にたどり着いたなら、アニメは小説から独立した一個の作品になるのでしょう。
作品の本質を見失わずにそこへ至ったなら、それは幸福なアニメ化だと思います。
私はアニメでとらドラを知って原作にはまり、最後をアニメで迎えましたが、これはある意味とても幸運な道のりでした。特にアニメ最終二話は、先に原作を読んでいるかいないかで味わいが全然違うと思うのです。

原作派の方には多々不満の残るアニメ化であったかもしれません。実乃梨や亜美の重要なシーンが削られたことは一度や二度じゃありませんからね。私だって、作品の雰囲気が重くなろうが竜児が悪者になろうが、あそこは削って欲しくなかったというシーンがいくつもあります。
でもそれらの不満を踏まえたうえで、やっぱりいいアニメ化だったなー、と思うのです。
一貫した方針があって、作品に愛が感じられて、表現にこだわりが見られたから。
特にキャラクターの表情の豊かさにはただ驚かされるばかりでした。2クール通して、作業的に描いたと思しき死んだ表情なんてほとんど見られなかった。いつもキャラが生きていました。


では原作と違う場面に注目しながら最終話のポイントを。

竜児の成長を大河の視点から描いたのは上手い構成でしたね。原作が竜児の内面的成長に重きを置いたのに対し、アニメでは大河を通して竜児を見ることで、大河の成長をも描き出しました。だからこそ大河は竜児たちとの学校生活に別れを告げてでも「みんな幸せ」になる道を選び取れたのです。
二人だけの結婚式→キスシーンも素敵でした。通り一遍の誓いの言葉なんかじゃなく、自分たちの言葉で想いを交わした。そして初々しくも情熱的なキス。絵になるなぁ。

実乃梨が竜児に見せた怒りは、アニメだけ見てるとやや理不尽に映るかもしれませんね。
前提として、実乃梨は大河の母親を父親同様に最低な人種だと認識しています。大河が母親とやり直せるなんて考えていないのです。原作でも実乃梨と大河母に面識はないはずですが、なぜかそう確信しているのです。
それに加え、大河は竜児と一緒でなければ生きていけない、という強い確信がある。だからこそ大河の手を放した竜児に怒ったのです。
それでもやはりこの非は実乃梨にありますね。大河の決意をみくびっていたということですから。

アニメの母親と原作の母親、これは明らかに別人になっています。
これはアニメが、作品内で大河と家族との決着つけるために変更したのだと思います。
原作の母親はもう少し深い人物像をうかがわせていましたが、彼女の屈折が小説内で語られることは結局ありませんでしたからね。どうして大河があれほど拒絶したのかが読者にすっかり委ねられてしまった。
その消化不良をよしとしなかったのでしょう。アニメ版では「なんだかんだ言って愛されてるけど、大河の自信のなさ、覚悟の足りなさが、母親との和解を拒絶させていた」という明確な答えを提示しました。

「たとえそれが恋じゃなくたって」
亜美の心情にここで決着をつけてくれるとは思いませんでした。………ありがとうっ!
素敵な恋の終わり方でした。やっぱり亜美ちゃんはハンサムガール。

祖父母宅に残されていたやっちゃん手作りの筆立て。竜児の父親の真実。生徒手帳の隠された写真。夜空の写メールに託された想い。クリスタルの星を携えたクラス全員の返信写メール。
挙げていけばキリがありませんね。繰り返しになりますがホントに良い再構成でした。
アニメスタッフさまおつかれさまでした。ありがとう。


Fate雑記さま、白薔薇姉妹の捕捉ありがとうございました。

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マリア様がみてる 4thシーズン 第12話 「クリスクロス」

白薔薇姉妹によるポッキーゲームがなかったっ!
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Fate雑記さま、多軌の捕捉ありがとうございました。

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続 夏目友人帳 第十二話 「廃屋の少年」

筆ペン一本で。
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北本西村の手引きで笹田の待つ古い洋館へ。
二人がすぐ姿を消した理由が気になりますね。
1.笹田の言うとおりお化けなんかアホらしいと帰った。(大穴)
2.笹田に買収されていたor弱みを握られ脅迫されていた。(本命)
3.主に西村の希望で夏目と笹田をくっつけちゃえば多軌がフリーになるから笹田を応援している。(対抗)

笹田は夏目の能力を全肯定することで夏目との距離を縮めようと頑張っていますが、これはどう考えても逆効果ですよね。夏目のスタンスとして、「人に心を許すこと=能力を打ち明けること」ではありません。
田沼や多軌のように素養のある者ならともかく、何も感じない人とそういう世界を共有することが必ずしも幸福ではないと、そう考えている節があります。

「もやし」「まな板」「えのき」「オンナオトコ」
散々な言われようです。
まな板というのは夏目を二重に辱める言葉ですよね。どうしてこんなの思いつくんだろう。子供って怖い(笑
後で多軌と田沼にも笑われたので的を射た悪口だったのでしょう。
そういえば先生にもいつぞや「白アスパラ!」なんて言われてましたっけ。

先生を200円で使役しようとする夏目。
妥当な値段だと思いますが(七辻屋の饅頭ふたつ分?)先生は諭吉を要求します。
先生ったらそんなにもらってどうするの………。いや、アニメだと北本西村に連れられてゲーセン通いやファミレスでの味を覚えたのでしたっけ(笑
でも後でしっかり200円を請求する先生が可愛い(笑

林の中にいた斧を持った妖怪。
「約束を破ったら食ってやる………」と呟いていたのが気になりますね。
………約束?

多軌と田沼の初対面。
実は原作だとこの話に田沼は登場しません。
だからこれはアニメオリジナル展開なわけですが、そのためにひとつおかしな点が発生してしまいましたね。
本来この場面では夏目と多軌の二人きりでした。だからこそ多軌は「このあたりには妖怪が集まりやすい~」と口にしたわけですが、初対面の第三者(田沼)の前でこんなことを口走るほど多軌はうかつではありません。田沼のことを夏目から紹介された後ならともかく。

「放っておきたくないと思ったら、すぐ手を出してしまって。そういうのって、高慢なのかもしれない。」
「結局は、自分が迷惑を引き込んでいる気がする。少し前までは、全て妖怪のせいにしていたけど」

夏目の自戒の言葉です。こういう思考は夏目の育ちに起因するのでしょう。
でもこれは決して忘れてはならないことです。厚意や親切が必ずしも相手や周囲の幸せに結びつくとは限らないのですから。
ちなみに「どこに迷惑を引き込む」かですが、これは主に「藤原家」を指してます。藤原夫妻に迷惑をかけたくないと思っているのに、自分が妖怪に関わることで夫妻に危害が及ぶことを危惧しているのです。これは「仮家」・「呪術師の会」のエピソードを経たからこそ出てきた言葉なのでしょう。

子供の扱いに不慣れで、泣かせてしまったことを悔やむ夏目がいいですね。
カイは子供なりに夏目を心配して後をつけてきていたのでした。彼のけなげさにほだされる夏目。それはやがて「守ってやりたい」という気持ちに成長していきます。人と当たり前の付き合いをしてこなかった夏目にようやく芽生えた感情。原作だとここで(以下白黒反転)
おれもいつか、心から人を好きになれるだろうか
いつか家族を、つくることができるだろうか…
ひとりで生きたいと思った頃もあったのに、随分欲深くなったものだ…

というモノローグが入るので、その後の夏目・多軌・カイの三人が花畑で和む姿が家族みたいに見えて嬉しかったものですが。
ここが省略されたのは、ひょっとしたら夏目観察帳2をアニメではやっていないからでしょうか。最後の一行にひっかかりますものね。

夏目たちがいたのはレンゲ畑ですよね?
ちょっと花が大きい気もしますが。
レンゲは畑を肥やす植物と幼少時に教えられました。植物を植えて畑が肥えるなんて、と不思議に感じたのを覚えています。
近年ではレンゲを植える畑も減っているそうですが。余談でした。

ラストで驚愕の事実が!
先生に「妖ではない」と言われたのに!
どれだけ頼りないんだよ先生!
………いえいえ、そのわけは次回明かされます。

では最後に一言。
カイに駆け寄る多軌が可愛かった!


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ROOM NO.1301 #11 彼女はファンタスティック!

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わかってはいたけどやっぱりつらいなぁ。。
けれど冴子の言葉は、私たちのそんな感傷さえ否定するのでした。

有馬冴子は一年前に死ぬはずだった。
しかし彼女はそんな自分を不幸だとは思っていなかった。いや、幸せだった。
母親が娘の命を助けるために父親を頼るまでは。

冴子が奇跡的にその後一年を生き永らえたのは、十三階の仕業といっていいでしょうね。
母親に絶望した彼女は、あのままだと孤独で惨めな死を迎えるだけだった。
そんな彼女に十三階は猶予と場と役割を与えた。
十三階の住人と友誼を育み、健一に必要とされ、看取られ、納得して最期を迎えた。
住人たちはみな十三階からの卒業を前提としているわけですが、冴子の卒業は死そのものだったということです。一度は失った「満足できる最期」を取り戻すことができたから。

彼女は最期にあたってもっとわがままになっても良かったんじゃないかと思わずにいられません。以前榛名姓であったことを語らなかったのも、最後の最後で健一を突き放したのも、後に残される彼を思っての優しさでしょうけれど。
でもその後の健一の自失ぶりを見てると、冴子の判断は正しかったのかな。
最期まで冴子は冴子だったということでしょうか。


シリーズ当初はそんなでもなかったのに、刻也は冴子に次いで愛しいキャラクターになってしまいました。なんというか、本当に不器用な人ですよね。「町の電気屋さん」という夢にはすごく納得してしまった。とっても彼らしいな、と。そして、こんな夢だったからこそ父親と相容れなかったのだな、と。
刻也が卒業を延ばしたのは健一のためかとも思いましたが、たしかに彼にはあと一点足りないものがありますね。編入試験受けて父親と和解するのがたしかに近道だと思いますが、司法試験突破まで頑張れば父親は刻也の本気を認めて腹を割った話ができるようになるでしょう。けれどそれ以外の選択肢は本当にないのかな?
刻也の話は十分語られた気もしますが、私としてはもうちょっと読みたかったー。


十三階の住人の再会には正直びっくりでした。でもこれくらいのハッピーエンドはほしいですよね。
ラストの蛍子にはひたすら苦笑するしか。

「普通」に囚われがちな私たちに、別の解、違う視点を見せてくれる、なんとも変わった作品でした。冴子や刻也だけでなく、登場人物のほとんどを愛しく思います。



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笛吹りなさんの絵を見かけたので「おぉソフィアの新作か?」と思ったら別の本でした。
そのすぐ近くにありましたよ渡海先生の新作が。。

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失恋竜シリーズかぁ。。
面白いんですけど私が読みたいのはソフィアの続きなんですよねー。
どうやら編集部から失恋竜をプッシュされてるようです。ティーンズ少女向けレーベルですからねー。やっぱり失恋竜の方が受けがいいのかなー。


Fate雑記さま、アマガミ絵の捕捉ありがとうございました。

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下は水着です

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「は? 今度は上がいいんですか?
 別にかまいませんけど………先輩?
 念のため言っておきますけど、これ私以外の人に言おうものなら
 たぶん職員室か生徒指導室行きだと思いますよ?」


アマガミの七咲逢が凶悪すぎます。
小悪魔下級生というそのキャラクター性に加えてゆかなボイス。
おまけに仮面優等生が名塚さんで悪友が佐藤利奈さんとか、
なんて凶悪なラインナップだろう。

当初はスカートたくしあげの寸止めスクロール付イラストを描こうと思ってたんですけど、某有名サイトさまが先に描いていらしたので上に変更しました。
スカートほどのインパクトはないけど、いきなりされたらドキっとするかもしれません。
セーターが邪魔でした。


明日はリリマジですね。DさんHさんSなのんJさん頑張ってください。
………と思ったら開催日は昨日でしたか。祝日開催だったのですね。
おつかれさまでしたー。


Fate雑記さま、とらドラ!絵の捕捉ありがとうございました。

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テーマ : アマガミ - ジャンル : ゲーム

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とらドラ! 第24話 「告白」

正直、原作10巻を読んだ後、とらドラの感想を書く気が起きなかったんですけど、今回のアニメで復活しました。原作よりもアニメの方がすんなり入り込んでくる感じです。夏師さん的に。
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なんだろうこの作品は。
原作とアニメで相互補完でもしてるんだろーか。
原作10巻がとりこぼしたところをアニメがすくい上げてくれた気がしてます。
特に実乃梨んと亜美ちゃんの気持ちを。
逆に原作で重視されてた高須家の事情はかなり省略されていて、竜児がただ子供っぽい逃避をしただけのようにも見えかねません。
うん。とらドラ!は小説とアニメと両方見ましょう。ぜひそうしてください。


自分で川に突き落としておいて「何してんのー?」「やだ、遺憾だわー」「だからゴメンって言ってるでしょ?」「いや、言われてねーぞ!」「何型?」「俺はおうし座だ!」「ジンギスカンおいしいよね」のコンボには笑いました。
断言します。この二人はきっといい夫婦になる(笑

「嫁に来いよ! そうすりゃ、俺たちだって大人だ」
このセリフに「いやいやいや………」と突っ込んだ人は多いと思います(笑
けれど終盤で竜児は「逃げてたら、誕生日が来たって、大人にはなれない」とも言ってますよね。
だから突っ込みは野暮です。
ただあれは、大河に向けての青臭い告白、決意表明だったと微笑ましく受け取ればいいでしょう。

「アンタさぁ、タイガーが好きなのよね?」
「ちゃんと言って」
「言って」
「……言って」

このアニメオリジナルシーン、よかった。。。
告白にも等しい亜美のこのセリフ。竜児は亜美の気持ちに気づいたでしょうか? ………竜児だから無理かなぁ。
置き去り放置だった亜美の気持ちにここで決着をつけてくれたことはとても嬉しかった。ありがとうございますアニメスタッフ。
亜美には弱音を吐きながらもハンサムでいてほしかったので、夏師さん的には大満足でした。

友人三人は駆け落ちに反対です。原作竜児の言葉を借りれば戦う方法を間違えているから。にもかかわらず彼らは二人を助けてくれます。駆け落ちの可能性を考えてあらかじめ用意してあった贈り物を携えて。
方法を間違えているとわかっているのに応援するとは一見矛盾しているようですが、それは大河と竜児を信じているからです。逃避で解決できると最後まで信じるほど愚かではないと。だから実乃梨たちは友人として、彼らに味方であることを示すだけでよかった。本当、いい仲間です。

「それって、何の涙? タイガーを高須くんにとられたから? それとも   
亜美の尋ね方が心憎いですね。
実乃梨は竜児に対して自分の夢を話しました。もちろんそれはジャイアントサラバの理由の一端ではあるのですが、結局のところ、実乃梨は大河に竜児を譲ったのです。これは動かない事実です。
自分に正直に生きて竜児と結ばれたところで、実乃梨は幸せにはなれない。大河が笑顔で祝福してくれても、陰で泣いていることを知っているから。クリスマスイブの夜にそれを知ったから。
だから竜児に夢を語って聞かせたのは、私は高須くんなしでも生きていけると、竜児と自分とに言い聞かせるためだったんじゃないでしょうか。

実乃梨と亜美の仲直りの仕方もよかったですねー。これについては私、原作よりもアニメの方が好きです。原作の仮面が崩れた亜美も悪くはないんですけど、唐突感が強くて別人のように感じられたので。亜美ってこんなキャラだっけ? というのが初読の感想でした。

「………熱があるんだろ」
北村がいい仕事しましたね。私の北村株急上昇。なかなかの名セリフです。

大河が実母を受け入れられない理由もわかりやすく説明されていましたね。実母は己の責任を果たすために大河を引き取ろうとしてるけど、自分の存在が母親の家庭を壊してしまうから。
原作ではどうだったかなー? まだ一回しか読んでないので断言は避けますが、結構曖昧だったような。。

アニメの方が全面的にイイ! ………と言うつもりはありませんが、アニメのオリジナル展開で、私はかなーり救われました。アニメスタッフに心から感謝したいです。


Fate雑記さま、瞳子の捕捉ありがとうございました。
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マリア様がみてる 4thシーズン 第11話 「ハートの鍵穴」

ふぅ、やばいやばい。あやうく瞳子サークルになるところだった。。
いい回でした。
ようやく固い扉が開きましたね。

こうまで二人が食い違う理由はレイニーブルーの頃まで遡ります。
祐巳と祥子の不仲。あの責任は誰にあるかといえばもちろん当人たちにあります。
瞳子にはほとんど何の責任もありません。
祐巳が勝手に泥沼にはまったのです。
祐巳にはそれがわかっています。だから瞳子を恨んでなどいない。
しかし。
瞳子のほうはそうはいかなかった。自分の存在が祐巳さまを疑心暗鬼に陥らせ、祥子お姉さまとの不仲に導いた。罪悪感が残ったまま、けれど謝罪して解消することもできない。瞳子が謝る筋ではないからです。
そんな解消不可能のしこりが残ったまま、瞳子は思います。
祐巳さまが私を好きになるはずがない、と。

結局この瞳子の思い込みを、祐巳は今に至るまで解消できていないのです。
だからここまで話がこじれたのですね。


で、その祐巳はどうしてるかと言えば、完全に開き直って待ちの姿勢です。
ロザリオを差し出したときの瞳子の豹変の理由は何か。家出の理由は。会長選出馬の理由は。
それらの行動から瞳子の気持ちを推し量ることをやめ、「何をしようともあなたの手を離す気はない」とだけ瞳子に示した。
このあたり、祐巳は紅薔薇ではなく白薔薇の系譜だなぁとしみじみ思います。どことなくSRG(聖のお姉さま)を思い出しませんか?
祐巳のこういう性質は、『パラソルをさして』での瞳子引き込みや『子羊たちの休暇』での誕生会ですでに発揮されています。だからどちらかといえば、会長選までの祐巳がおかしかったんですね。自分を見失って、瞳子の一挙手一投足にオロオロあたふた。
祐巳がようやく自分を取り戻したのは会長選の結果発表後ですが、そのときの祐巳にどのような気持ちの変化があったのかは見る側の想像に委ねられています。アニメでは「表情の変化」でそのあたりを見せてくれるかと期待していましたが、あの演出ではますます意味不明になりましたね(笑

乃梨子も選挙後の祐巳に感化されてか、ようやく白薔薇らしくなりましたね。
最近の乃梨子は二年生時の蓉子さまをさらに一回り小さくしたような感じで危なっかしかったので、落ち着きを取り戻してくれてほっとしました。

典さん格好よかったですね~。
声は沢城さんですか。これがまり†ほりの寮長さんと同一人物というのですから驚きです。
「私の妹になりなさい」
うん。これですよ。姉妹の申し込みはこうでなくちゃ。
「……私の妹にならない?」ではダメなんですよ。


Fate雑記さま、夏目絵の捕捉ありがとうございました。

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続 夏目友人帳 第十一話 「呪術師の会」

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夏目の入浴を覗いたのと、夏目を剥こうとしたのと(笑

原作読んだときにも思ったのですが、柊が思ったより武闘派だったことにびっくり。
元山守ですからね。不思議はないのかもしれませんが。
会合に出る夏目を心配して魔除け文字を与えたり、お礼を言われて無言だったりと、なかなかに可愛い一面を見せてくれます。柊の一番はもちろん名取なのでしょうけど、夏目のことも気にかけてくれているようです。

今回は話をまとめるためか、改変が加えられてましたね。
烏(カラス)の妖は原作だと夏目宅に逃げ込んだ末に片翼を食われてしまうのですが、夏目の力を察して助けを求めるという具合になってました。ひょっとしたらあの烏は傷が癒えてからも、ずっと恩を感じて夏目を見守ってるんじゃないかと想像を膨らませていたのですが、アニメの展開だとその可能性はなさそうですね。

七瀬の声は土井美加さんでした。「蟲師」でナレーションをやってらした方ですね。
七瀬はもっと飄々とした声を想像してたので(ヒッヒッヒなんて笑い声の似合いそうな)、貫禄ある声にびっくりしました(笑
夏目との初対面、原作だとレイコと夏目を気遣う風な態度で夏目がほだされたイメージが強かったのですが、アニメの演出だと冷静さが目立ちましたね。

的場が「面白いものを見た」と言って帰ってしまった、の場面で七瀬がニャンコ先生を見てましたね。
原作だとてっきり夏目のことを言ってるのかと思いましたが、確かにあの場で一番異様なのはニャンコ先生でしょうね。

この作品で強さを語るのは野暮な気もしますが、名取の力はさほど強くないようです。ただ受け継がれてきた術と知識があるから渡り合ってこられるのでしょう。むしろ人が妖と渡り合うためには当然のことです。名取の式たちも案外、「コイツには私たちがついててやらないと」なんて保護欲や義務感から式になっているのかもしれませんね。それも人徳です。
会合に来ていた人々の反応と比べる限り、妖祓いとしてはかなり有能なのでしょう。七瀬の口ぶりから察するに、「使える人間」と評価されているようです。

俺にも何かできることを探したい、と会合に参加する夏目ですが、名取の心配する通り、少し気負いすぎな気はしますね。幼い頃から「いらない子」「お荷物」扱いされてきた夏目だから、自分の存在価値を求めるのは無理もありませんが。
しかし、人との付き合いは厄介です。妖のほうが要求がストレートなぶん、よほど付き合いやすいといえるでしょう。
そういう意味で七瀬との邂逅は夏目にとって幸運でした。人に簡単に心を許してはならないと夏目も思い知ったことでしょう。生来の力が強く、妖を従える友人帳をもつ夏目の価値は計り知れません。

あと、夏目は「守らなければ。ここにいる、同じ痛みを知る人たちを」と言ってましたが、このような会合にこられるような環境にある人々と、一人も縁者がなく周囲の無理解に晒されてきた夏目が同じとは到底思えません。

レイコさんの力は人にも妖にも長く語り継がれてるようですね。
20090316.jpg
鳥の妖の想像をレイコさんに変換してみました。うむ。まったく違和感なし。
夏目も、自分であることは否定しても、イメージそのものには異を唱えませんでしたしね。
(※原作七巻での話なのでアニメ派の方にはすみません)


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HARU C.Cityおつかれさまでした

あのような薄っぺらい本をわざわざ手に取ってくださったみなさまありがとうございます。
次に参戦するときはもっとまともな本にしたいです。
というか同人誌を作る、ということをそろそろ見直す時期にきてる気がしました。
この五年くらい何の上達もしてませんからね。
そろそろ上のステージを目指せよと柏木さんに言われそうです。

プチオンリー主催様、お世話になりました。
このような機会を設けていただいたことに心から感謝します。
提灯ポップは好評でしたよー。

本日のスケブは多軌&ニャンコ先生、燕、夏目を描かせていただきました。
多軌と燕はわりと描きなれたのですが、夏目はそれっぽく描けたかちょっと心配。

クリスタルライオンさまの新刊を買い逃してしまったのが心残りな春コミでした。
目の前で売り切れたヨ………(泣
他の戦利品やK2Corp.さんの蔦祐巳を読んで癒されよう。

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プチオンリーのカタログです。デザインが素敵すぎる。
主催様本当にありがとうございました。大阪のみなさんもがんばってください。


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コミックエール! vol.11

コミック エール ! 2009年 04月号 [雑誌]コミック エール ! 2009年 04月号 [雑誌]
(2009/03/10)
不明

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「さんぶんのいち」 松沢まり
楓の告白。葵の告白。葵と海都の再会。
前回の展開を受けて、色んなところから芽がでてきた感じです。柚にもようやく精神的二次成長が……(笑
楓は「やっちゃった…」とか思ってそうですけど、四人の中では彼が一番前進してますよね。
最期に登場した海都の母親が葵に似ていたのは………偶然ですよね? 1970年代のドラマ的な展開はないと思いたい。
はっ。あれですか。男の子は母親に似たタイプの女の子を好きになるの法則ですか!

「一途な恋では」 仙石寛子
5ページ目の「…今、信じたわ…」。
もうこれが全てですよね。こんな短いページ数で読者をガツンとできる筆力はすごい。
あと、お話を暗いままにせず哀しい笑いをいれるバランス感覚にも優れた作家さんです。

「純真ミラクル100%」 秋★枝
モクソンと周囲の人々との絆を再確認する回でした。
主役はモクソンだけど、彼女一人で「モクソン」を作り上げてるわけではないんですよね。
二宮プロデューサーがいい仕事しました。モクソンへのフォローを通じて、なんだか事務所に溶け込み始めてる気も?

「凛-COCORO-NAVI AnotherView-」 しんやそうきち 原作Q-X
素直に人に寄りかかれない凛子が、Web上でだけ自分をさらけだせる。けれどその両方を勇太郎が知ってしまった……というのはおもしろいシチュエーションですね。さあ、勇太郎はどうするのかな?

「ひみつのはなぞの」 ひらふみ
あきらの在りようを全肯定してる玲司の登場でおもしろくなりました。麗子と対極ですものね。
あきらに男のてほどきをする場面は微笑ましくもおかしい(笑

「おねえちゃんといっしょ」 山田J太
………な、なんて私好みのおねえちゃんだ!
姉は美人で、弟は素直。こういう素朴な姉と弟の関係っていいなぁ。最近はまっとうな姉弟ってあまり見かけないから…(笑
マリみてでも祐巳と祐麒でこういう絡みをもっと見てみたかった…。お釈迦様でやってくれませんか今野先生。


で、次号予告にグランドフィナーレの文字が。
きゅ、休刊ですかっ。
えー。
誰か冗談だと言って………。
私が今一番楽しみにしてる雑誌なのにー。
2009年で二番目にショックなニュースでした………。

売れてなかったのかなー。最近の雑誌事情は厳しいって聞きますものね。
書店の雑誌コーナーに行くと立ち読み多いですし。夕方にいくとずらっと二列横隊で立ち読みしてて、欲しい本があるのか確認するだけでも一苦労だったり。
この雑誌って、コミティアに来てそうな男性層にはコアな人気ありそうですけど、一般に受けるかというとちょっとどうかなという気もしますし。なんていうか、パンチ力に欠けてますものねー。

「さんぶんのいち」と「純真ミラクル100%」と「リトル・リトル」と「魔法少女いすずさんフルスロットル」はどこかに移籍して続けてほしいなぁ。
仙石先生はエールとホームでテイストが違うので、やっぱりどこかホーム以外でも描いてほしい。キャラットとかダメですか………? カラーが違うかなぁ。

3/14追記
まんがタイムラブリーがストーリーマンガ中心に再編されてるようです。
ひょっとしたら………?
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ゲスト原稿

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田舎工房さんの新刊用にイラストを一枚寄稿しました。3/20のリリマジ合わせだそうです。
フェイトはやてなのはの三人がほにゃららな格好してます。


ウチのHDDレコーダーには困ったものです。
なんだか録画の画像がぼやけてるなぁと思ったら、いつの間にか録画画質が下げられてました。何の了解もなく。たぶんHDDの残りが半分を切ったからだと思われますが。勝手にそんなことされても。。
TOSHIBAのVARDIA RD-E300なんですけどね。
この機体、ダビング10には対応できないし、操作へのレスポンスも遅いし、自動録画も番組によっては受け付けてくれなかったりでなかなか困りものです。今期のアニメだと、夏目友人帳とCLANNADが時々予約できてないので(よりによってこの二つ!)事前確認は欠かせません。自動録画の意味がないじゃん。Webで検索してみたところ、一応できない番組の条件があるみたいなんですけど非常に面倒くさい。ていうかこちらではどうにもならない。
以前使っていたVHSデッキが壊れたので近所の電気店で慌てて買ってきたものですが、失敗したなぁ。。高いもの買うときにはよーく調べてからじゃないとダメですね。夏師さんは古いタイプの日本人なのでもちろん壊れるまで使うつもりです。


>りっかさま
>若也さま
あきらかにおかしな舞い方してましたよねー(笑
あれを「どこか不自然に」で済ませるのですからおおらかな人たちです。

レイコさんの言葉の使い方がおかしいのは、やはり人と触れてこなかったからでしょうね。それを思うとちょっと寂しくもあります。


Fate雑記さま、レイコさんの捕捉ありがとうございました。
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続 夏目友人帳 第十話 「仮家」

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レイコさんは貴志と違い、早々に「人間に見切りをつけてしまった」人なんですよね。
顔色をうかがいながら無難にやっていくことも、相手に期待することも諦めてしまった。
それが彼女の尋常ではない強さであり、哀しさでもあります。

幼き日の滋少年を「子供っておもしろいのもいるのね。まだ人間じゃないみたい」と評した彼女の心情を察するとつらくなります。人がみな彼女に抱く余計な視点を滋少年は持ち合わせていなかった。そのことがレイコさんにとってどれほど嬉しかったことでしょう。
けれどそこで彼女は滋少年に寄りかかることはしません。少年に過大な期待はしないし、自分と関わることで彼にふりかかる迷惑を気遣う。
少年を大切に思う一方で、やはり諦めてしまっているんですね。これが一時のものである、と。
「ありがとう、楽しかったわ」
力を見せた後は、一切の関わりを断つ。少年があの日のレイコの行いと、帰ってきた平穏とを結びつける前に。

ひょっとしたら、貴志が藤原夫妻や北本西村と出会ったように、レイコさんにも滋少年のような人たちとの出会いがあったのかもしれない。でも彼女はそんな人たちとの間に信頼を育む可能性さえ、自ら放棄してしまったのです。
それは生き方が間違ってるとか正しいとかじゃありません。そうすることで彼女は自分を守ろうとしたのでしょうから。


幼い日に見たのと同じ落書き。同じ怪現象。妻の不調の兆し。そして、あの日少女が引き起こしたのと同じ部屋の惨状。
ここまで材料がそろって全てを偶然で片付けるのは難しいでしょう。滋さんは尋常ではない気配を察したはずです。ひょっとしたら、必死にごまかそうとする貴志を前にして、真実に行き着いたのかもしれません。あの遠い日、なぜ彼女があんなことをしたのか、なぜ怪現象がやんだのか、なぜそれ以降自分を避けるようになったのか。
だとしたら貴志の嘘の向こうにあるのは、あの日彼女が滋を助けてくれたものと同じ優しさです。だからそれ以上、貴志を問い詰めることはしなかった。
もちろん妖だの呪いだの、そこまでわかったわけではないでしょう。ただ、自分の理解の及ばない世界があって、目の前の男の子はそこで生きている。そして再び自分に訪れようとしていた災厄から守ってくれたのだと、そんなところじゃないでしょうか。

前回の感想で、塔子さんは貴志から話してくれるのを待っている、と書きましたが、あれは撤回します。ただ見定めていたのかな。それ以上問うていいものなのか、を。
ブログを見て回っていると、「いつか貴志は夫妻に本当のことを話せる日が来ればいいですね」的な感想をよく見かけるのですが、私はそれがいいこととも、ひとつのゴールであるとも思えません。どれほど信じてくれたところで、夫妻には見えるわけでも、助けてやれるわけでもないのですから。
ただお互いが了解の上で一緒に暮らしていければそれでいいんじゃないでしょうか。
夫妻は、貴志が自分たちの知らない世界を生きていること、彼の理解不能な行動にも善意あることを信じる。そして貴志は、夫妻がそんな自分を信じ支えてくれることを、信じられたら、と。


今回はアニメーションの完成度が高かったですねー。動きが劇場版みたいでした。
あと、ところどころで絵柄が緑川先生に近かった気がします。雰囲気出てましたねー。クレジットを確認してませんが、EDと同じ人かな?

「…そうか、この家にはレイコも来たことがあったのか…」
こういった感傷を共有できる相手は貴重ですね。夏目が思わず撫でちゃう気持ちもよくわかります。ニャンコ先生ったらツンデレなんだから。

木の葉はどこか不自然に舞ってるようで   
不自然どころじゃないですよ(笑


Fate雑記さま、新刊告知の捕捉ありがとうございました。
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昨日入稿した本

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燕とニャンコ先生のショート漫画。HARUコミにて発行。
燕はあの仮面のおかげで、表情を表現できる顔の部品は口だけ。あとは手やポーズ、影のつけ方やコマの切り方で表情を表現しなくてはならないので会話漫画にするには恐ろしく不向きなキャラでした。
でも書いてて楽しかった。少しでも美人に描いてあげたくて苦労しました。
ニャンコ先生はアニメ絵を参考にしたほうが可愛くなるみたい。

多軌はうまくまとめられなかったので別の機会に。

HARUコミの案内を見たら、東1~6と西1,2を使うコミケ体制みたいです。
す、すごいなぁ………。
大都市圏でこそ男性寄りなイベントも盛んですけど、全国的に観れば同人人口は女性の方が多そうですよね。
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新丸子は遠いなあ

入稿帰りに秋葉原に寄ったら、なぜかとらドラ!の10巻があったので買ってきました。
たしか発売日一日前のはず。秋葉原マジック。
とらドラ 10 (10) (電撃文庫 た 20-14)とらドラ 10 (10) (電撃文庫 た 20-14)
(2009/03/10)
竹宮 ゆゆこ

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………………
…………
……
竹宮先生とは別の人が10巻書いたのかと思うくらい凄かったです。はい。


あと一緒に麻生みこと先生の新刊買って来ました。
そこをなんとか 2 (2) (花とゆめCOMICSスペシャル)そこをなんとか 2 (2) (花とゆめCOMICSスペシャル)
(2009/03/05)
麻生 みこと

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『天然素材~』の頃から読んでる作家さんですけど、この人の落としどころはホントに好きだなぁ。
目から鱗が落ちる思いがします。
人間関係を巧みに描ききる筆力は健在ですね。主人公が弁護士ですから最初依頼人の視点から事件に入るのですが、もちろんそれは一側面に過ぎないんですよね。被告からの依頼であれば被告の視点から事件の概要を知ることになりますが、もちろん原告や関係者の話を聞けば別の姿が見えてくる。依頼人だって自分の都合のいいように話すから、知らされなかった事実の発見ががらりと全容を変えることだってある。そのあたりの構築はお見事としか。

あとこちらも。
お伽もよう綾にしき 5 (5) (花とゆめCOMICS)お伽もよう綾にしき 5 (5) (花とゆめCOMICS)
(2009/03/05)
ひかわ きょうこ

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『彼方から』からのファンです。『お伽もよう~』は体調を崩されての執筆にもかかわらず見事完結されておつかれさまでした。最終巻はおじゃる様もととさまもすずも揃い踏みで、誰が来ても負ける気がしなかったので予定調和という感じ。おじゃる様の中にととさまらしい姿が見え隠れしてた頃がやはり一番楽しかったかな。
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テイルズ オブ ジ アビス 第23話「悲しき決別」

ナタリア絡みの話は泣かせますね………。
民衆に「王家の血なんか引いてなくても」とかばわれての逃亡。
父王と和解。
そして今回のラルゴとの戦い。

ルークとガイはナタリアを気遣いますが、それは違います。
実父を倒してまで通した信念だからこそ彼女はもう後戻りも立ち止まりもできない。
やり方は違えど目指す場所は同じだったのですから。
彼女は実父を倒すことで実父の意志を継いだのです。

しかし預言恐るべし。
私は当初、イオンレプリカの誕生からすでに預言は狂い始めているのだから、ヴァンの行いは凶行でしかないだろうと思っていたのですが、それでは世界の修正力は揺るがないのですね。人の行いで預言に逆らおうとも、最後には同じ結末へ戻そうとする。ならばたしかにヴァンの採る世界の生まれ変わりこそが特効薬なのでしょう。
ルークたちは「やり直す」ことを選択しましたが、はたしてそれは有効なのか?
今回の説明だと、ローレライをどうにかしない限り預言は失われないみたいです。

モースもとうとう最期を迎えましたね。
あの醜い姿に変貌したときには、なんだ結局自分が一番になりたいだけだったのかと失望しましたが、それも自ら導師となり教団を率いて預言を成就させるためと考えれば、やはり彼なりの信念があったのでしょう。やり方は色々間違っていましたが。

そして登場した三人目のイオンレプリカ。
彼はアニスの救いとなることでしょう。
代償行為といってしまうことは簡単ですけど。彼にどれほど優しくしたところであのイオンはもう帰ってこないけれど。それでも。


さて、ここからはどうか気を悪くされないといいのですけれど。
このアニメはホント大好きなんですけれど、どうも戦闘シーンで首を傾げることが多いなー、と。

今回の対モース戦。
ジェイド・アニスの攻撃を軽くいなしたモースが、ティアの一撃で沈みましたよね。あれってどうなんでしょう。
グランドクロスなんて名前ですし、見た目もそれなりでしたから多分強力な魔法ではあるのでしょう。でもそれなら使用したティアが疲れた表情を見せるとか、ほかにも、この魔法はあの状態のモースと属性相性がいいのだとか、そういうフォローがほしかったかな。正直ゲームを知らない人間からすると「何が起こったの?」です。

対ラルゴ戦もそう。
背中への一矢で勝利とか。おそらく貫通力のある必殺技だったのだと思いますが。
あそこは、ルークとガイの二人を相手にしてナタリアが警戒されていなかった、今ならいけますわとナタリアが遠くから狙いを定めて、ガイの攻撃でもろくなっていた鎧を貫いて急所を射抜いた、とそれくらいの描写をしてはじめて納得がいくと思うんですけれど。
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とらドラ! 第22話 「君のいる風景」

春田「能登っちは麻耶様と仲直りしたの?」
能登「ガン無視され中だよ」
と落ち込む能登。
はい、答えが出ましたね。これが木原につっかかってた理由でした(笑
いつか仲直りできるといいですねー。でも木原は自分のライバルがいまだに会長なんだと気づいたほうがいいですよー。

「進学しないという選択は、そんなにおかしなことですか!?」
「いいえ。ただ、この調査票からは見えないだけ、他の誰でもない高須君自身の考えが……」

ゆりちゃん先生、教師としての本領発揮です。
高須家の経済事情を見据えた竜児の判断は一見筋が通ったものに見えますが、ゆりちゃんの言うとおり、竜児の意志が入っていないのです。
竜児の言い分は、将来、「自分は経済的な理由で進学できなかった」という後悔に繋がってしまう。竜児が自分で選び取った理由ではない。仕方なく選んだ進路。
竜児が就職したくて選んだならそれもいい。だけどそうではないことを見抜かれている。だからゆりちゃん先生につき返されるのです。

相変わらず実乃梨は竜児と何事もなかったかのように接していますが、これは旅行前の振る舞いとは意味が違います。旅行前は、「何もなかったことにするため」でしたが、では今は………?
その答えは亜美ちゃんとのやりとりで。
前回亜美は「私、実乃梨ちゃんの本音って聞いたことない」と言ってましたが、実乃梨の本音なんて誰一人聞いたことなかったのです。それを初めて聞いたのが、亜美というわけですね。
「見えないものに憧れて、気をとられて、見えてるものを見失うのは嫌だから」
「迷わない。決める。自分で決めるっ。全部、ちゃんと!」

これが実乃梨の出した答えでした。
一方竜児も、実乃梨の態度を寂しく思う様子はあっても、それに心を痛めることはしない。そして恋心の象徴ともいえるヘアピンは、ダンボール箱に仕舞ってしまいました。
ここに実乃梨と竜児の恋物語は終わりを告げました。
当人たちの間で何か話し合われることもなく。
この後そんなシーンがあるかもしれませんが、実質ここで終わったのです。

ヒロイン三人の中で実乃梨の人気が目立って低いのはここが決定的な理由だと思います。
ここについては原作でもちょっと説明不足なんですよね。一応いくつか要素を提示されてはいるので推測はできるのですが。
優秀な弟。及ばない自分の才能。自ら稼がなければならない学費。家庭で省みられていない可能性(?)。
彼女には自分が自分であるための目標があって、それは決して見失ってはいけないものなのです。そしてそれは、余所見をしながらでも得られるほど容易いものではない。実乃梨にとってソフトボールとは、高校生活を有意義に過ごすための部活動などではないのです。
きっと彼女は、自分が男に生まれてきていればと過去何度も悔しい思いをしてきたんじゃないでしょうか。

思えば、彼女の行動原理や価値観は非常に男性的ですよね。
大河のことにしたってそうです。
実乃梨は大河を大切にしてきたけど、自分では踏み込めない領域があることもわかっていた。けれど今、大河を託すことのできる竜児という男性が現れた。なら自分はどうすべきか。
自分がどうしたいかではなくて、全体の幸福をとったのだと、私は受け止めています。

自己嫌悪に囚われて刺々しい態度しかとれない亜美ちゃん。
そんな彼女に実乃梨の決意の言葉はさぞ耳が痛いことでしょう。実乃梨にそう決意させたきっかけだって自分がつくってしまった。また余計なことをして。そう自分を責めずにはいられない。
自販機コーナーで彼女が待っていたのは実乃梨ではなく竜児のようでしたが、今の彼女を誰が救えるというんでしょうね。誰か彼女の懺悔を聞いてあげてください。

大河が高須家にいる風景に思わず涙ぐむ竜児。
本人はうまく言葉にできてませんが、ここでひとつの答えがでましたね。
この想いは恋なのでしょうか。ちょっと違う気がする。いえある意味、もっと切実な感情だと思います。実乃梨に向けた想いとはもっと別の。
こんな二人が結ばれなければきっと嘘だ。
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マリア様がみてる 4thシーズン 第9話 「仮面のアクトレス」

瞳子の出馬にたいして祐巳がとんちんかんな推測しかしませんね。このあたりの祐巳の反応にはちょっとイライラします。私が乃梨子だったら多分上履きで後頭部を叩いてることでしょう。
祐巳がまるきり見当違いな推論から始めて、一つ一つ解きほぐしながら正解へ近づいていくのがマリみてのパターンではあるのですが、今回のはちょっとひどい。
これは祐巳がいまだに自分に価値を認めてないことに起因するのですが、別の見方をすれば、今までの乃梨子の言葉をまるで信じてないということでもあります。乃梨子は「瞳子は祐巳様を好きなんだ」という前提のもとに今まで話をしてきたわけですが。何を聞いていたんでしょうね。
基本的に、祐巳は考え込むほど悪い方向へ転がる人間です。深く考えずに自分のバランス感覚を信じて感じるまま行動したほうがいいのにね。特に瞳子にたいしてはちょっと図々しいくらいでちょうどいいのです。

瞳子の出馬の理由については原作でも明確な説明がされなかったので、たぶんいろいろな解釈があると思いますが、私は以下のように受け止めています。以下ネタバレ防止のため反転。
結局瞳子は自暴自棄になっていて、自分を取り巻くしがらみを全部捨ててしまいたかったんですね。みなさんにも一度くらい経験ありませんか? 何もかも捨ててゼロになりたいって思うことが。後ろ向きの全力疾走です。
瞳子のことを薔薇の称号目当てで祐巳に近づくいやらしい人間だと噂する人々。瞳子の味方をしようとする親しい人々。求めれば両手を広げて迎えてくれる先輩。そういったしがらみをプラスマイナス関係なく全部切り捨てて、誰からも相手にされない人間になりたかった。そのための手段が立候補だったわけです。結局この後、演劇部にも退部届けを出そうとするのがその証拠。
もちろん、祐巳も乃梨子も典さんも、この程度で瞳子を見捨ててくれるほど周りの人は甘くないわけですが。


そういえば、原作を読んだ時点で驚かされたことなんですが、祐巳は自分が薔薇さまになること自体を躊躇ってはいないんですよね。
私、祐巳が選挙に出るときにはひと悶着あるだろうと思っていたんです。自分に自信のない彼女のことですから、蓉子や祥子の跡を継いで自分が薔薇さまになっていいのだろうか、と悩むだろうなあって。それを祐麒や蔦子あたりに相談しながら徐々に決意を固めていくんじゃないかと。
でも瞳子の出馬問題でいっぱいいっぱいで、そのあたりはさっぱりでした。
いえ、ひとつありましたね。生徒の父兄(実は瞳子母)との会話。
「祐巳を支持してくれる人たちの期待」を裏切ってはいけない、というのが立候補を取り下げなかった理由でした。「自分が薔薇にふさわしいか」ではなく「薔薇に望まれている」ことを優先した。それはある意味、超越的な視点ですよね。ちょっと高校生離れした結論だなあ。祐巳ってばいつのまにそこまで成長してたんでしょう。祥子が拍手するのももっともなことです。

ひとつ気になったのが、敦子&美幸が瞳子を「松平さん」と呼んだこと。
………なぜに?
よりにもよってあの二人がなぜ瞳子を「松平さん」と?
そこまで溝ができてたの?
………ただのミスですよね?

あと祐巳さん、蔦子さんの愛の告白を軽く流さないでください(泣


Fate雑記さま、トップ絵の捕捉ありがとうございました。
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続 夏目友人帳 第九話 「桜並木の彼」

そろそろ原稿マジメにやらなきゃなのでイラストは無し。
表紙一枚描くのに丸一日かかりました。カラーって大変。

妖精を捕まえるのだという先生に夏目は、
「いないぞ、そんな非科学的なもの」
とかのたまいますが、それはツッコミ待ちですか?

というわけで巳弥のお話です。
巳弥の仮面は夏目に出てくる女妖の中では一番怖いですよね。
あれが天井から出てくる様は確かにぎょっとします(笑
巳弥は髪の色が薄いので、原作マンガではどこからが仮面でどこからが髪なのかわかりづらくて、はじめはあれが素顔なのだと思ってました。

巳弥が絵と共に旅を続けるシーンには目頭が熱くなりました。
やはり巳弥にもわかっていた。あれがただの絵だということを。
けれどそれに託した思いの深さを笑うことはできません。彼女の後悔や、慰めが誰のためであったかがわかってしまうから。
ニャンコ先生は夏目のこういう甘い振る舞いには基本非干渉(勝手にしろばーか、どうなってもしらんぞ)の立場ですが、これも先生なりの優しさですよね。絵のことについても、夏目には話しても巳弥に話すことはしない。桜の花を描くときには一緒にやってくれる。肉球で描いた花びらには和みました。なんだかんだ言いながら優しいなあ先生。

原作だと塔子さんにヘアピンを買おうかどうか迷うシーンがあるのですが、それがカットされてましたね。今回は尺にも余裕あったので、やむなくではなく、意図的なカットだと思います。
春地蔵と話しているところを塔子さんに見られ、気まずい思いをしながら嘘をつく夏目。塔子さんの表情は、夏目に尋常ではない何かをすでに感じ取っていることを窺わせます。けれど夏目のほうから話してくれる日を待っている。だからそれ以上問うことはしません。残念そうでもあり、寂しそうでもありますね。
一度買うのを躊躇したヘアピンを贈るのは、夏目が塔子さんに対し素直に接しようとする一歩であると同時に、夏目の後ろめたい行いの贖罪ともとれるシーンなのですが、それをわざわざカットしたのは、次回の「仮家」に繋げるためだと思います。これは夏目と藤原夫妻との距離感を測る上でとても大事なお話なので。
というわけで次回「仮家」。夏目で最も好きなエピソードのひとつです。楽しみ。


TVでやっていたので映画版「チーム・バチスタの栄光」を観ました。
いきつけの書店ではいつもででんと平積みしてあるので名前だけは知ってました。てっきり野球小説かと思っていましたけど、医療現場を舞台としたサスペンスでしたね。
白鳥圭輔役阿部寛さんの演技は面白かったのですが、言ってしまえばそれだけの映画だったかなー、と。
なんか色々と足りないお話なんですよね。
主人公の田口が桐生や氷室からどうしてあれほど買われてるのかわかりません。ただ人が好い、だけではあそこまで言われないでしょう。観察眼だってそれほど秀でてるわけではありません。再鼓動がこなかったときの氷室の表情だって見落としているわけですし。
肝心の氷室の動機だって、あれだけ?、というのが正直な感想です。彼が犯行に至る過程を少しでもフォローしてほしかった。できれば人格形成の段階から。
あと意味不明な描写もありました。最後に垣谷が執刀した場面で、羽場や酒井が急に動揺する場面がありましたよね。私は彼らの表情から、てっきり明らかなミスでもあったのかと思いましたが、結局何事もなく手術は成功。アレはなんだったんだろう。桐生より手際が悪かった、程度ではあの表情は納得がいきません。
ソフトボールの場面も。意図はわかりますが、あれに時間を割くぐらいならもっとやるべき場面があった気がします。

正直、二時間ドラマならともかく映画としては平凡な印象でした。あの話が320万部を超えるベストセラーとは到底信じがたいので、たぶん色々と改変があったのだと思います。機会があればそのうち原作小説を読んでみたいな。
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ゲスト原稿

20090301.jpg
4/5「子羊たちの春休み4」で準備会より販売されるグッズに一枚イラストを提供させていただきました。毎年恒例のあれです。
担当が一月なので、一月といえば初詣。マリみてで初詣といえば聖祐巳が浮かぶと思いますが、私にとっては「枯れ木に芽吹き」での江利子さまと克美さま。というわけで克江利描かせていただきました。夏師的マリみてNo,1萌えカップリングですよ。
ただ、内藤克美さまはアニメ未登場。原作でも『フレームオブマインド』には挿絵が収録されなかった不遇のキャラなので、パッと見おわかりいただけない方も多いかも。マイナーキャラですみません。コバルト掲載時には扉絵含めて三枚の克美さまイラストがあったんですけどねー。

子羊4の申し込み〆切は3/3だそうです。サークル参加の方はお忘れなく。


Fate雑記さま、とらドラ!イラストの捕捉ありがとうございました。
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