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これは一人の少女の物語だったのか。それとも四十万三代の物語だったのか。

■花咲くいろは
最終話 「花咲くいつか」

喜翆荘を続けていくにはいくつかの選択肢がありました。
たとえば女将さんが翻意してもうしばらく続ける。
たとえば皐月が戻ってきて後を継ぐ。
あるいは心を入れ替えた縁と崇子さんを皆が支える。
大穴で緒花に跡を任せるとか(笑
でもどれもピンとこなかったんですよね。どの選択肢にしても、誰かの想いを犠牲にしたり、台無しにしたり、多くの不安を残したりで、エンディングとしてはふさわしくない。

そして提示された最終回の結末。
なるほど、いざ示されてみればこれしかなかったと思われる最終回でした。
女将さんの言うしがらみを断ち切るべきというのはいかにも正しい。しかしそこでみんなが三々五々散っていくのではなく、希望をもってそれぞれの道に進んでいく。


本当は皐月が喜翆荘を継ぐのがベストだったのでしょう。
しかしその選択肢は、この物語が始まるはるか以前、緒花が生まれる前に既に消え去っていた。

こう言っては語弊がありますが、女将さんは跡継ぎを育てることには失敗したのだと思います。少なくとも子供の世代  皐月や縁に関しては。
皐月には多くを期待して厳しく接しすぎて、家を出て行かれてしまった。縁には期待しなかったために、自覚も育たないままいたずらに歳を重ねてしまった。
もちろん皐月との溝は、年月と孫の緒花が埋めてくれました。しかしそれは和解ということであって、過去がなかったことになるわけではありません。皐月にはもう自分の人生があるのです。いまさら喜翆荘には戻れない。

しかし、祖母と孫としてではなく、女将と従業員としてスタートした緒花との関係が、最後には「四十万スイになりたい」とまで言わしめるほど強固な師弟関係に育ったのは不思議なものです。彼女は純然たる尊敬と、親愛の両方を勝ち得ることができた。そして、残りの人生を余韻として過ごすのではなく、現役として生きる希望さえ受け取った。


アニメとしてはおよそ異色の作品だった、というのが今の感想です。むしろこれは実写ドラマ向きじゃないかと。しかしこれをアニメという美しい媒体で見せてくれたことに感謝しています。最後の緒花と女将さんの別れのシーンは、アニメーションとしても絵としても美しすぎて、何度見てもため息が出ます。
ありがとうございました。
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この回でようやく次郎丸さんの存在意義がわかった気がします。中和剤としての道化役なんですね。

■花咲くいろは
第25話 「私の好きな喜翆荘」

文化祭の調理班の件でもそうでしたが、このアニメは諍いの収め方が妙にリアルですね。どちらか一方が相手を言い負かして、相手が非を認めて仲直り、という少年誌的な手順を踏みません。
間に立つ者が仲介を務めてなんとなくの内に仲直りしたり、相手が弱ってるところへ手を差し伸べて協力の姿勢を見せることで相手の顔を立てたり。
相手が非を認めるまで追い詰めてしまうと、どうしても禍根が残ります。諍いの理由を清算することよりも、諍いを収めることを重視するのはなんとも日本人的ですね。


展開としては縁が跡取りの器ではないことを証明するような回でした。
キャパシティオーバーの予約を受けたために、朝食をバイキングにしたり、仲居に無理をさせたり。館内に絵を飾るのは結果が描写されてませんが、どうなんでしょうね。
どうも縁や崇子は、ホテルの運営改善にも応用可能な普遍的アイデアを喜翆荘に持ち込もうとしているみたいですが、それは老舗旅館の特色を損なう結果になっていないでしょうか? やっぱり縁って喜翆荘の精神を受け継いでない。
同じ工夫でも、緒花が女給スタイルを提案したのと比べると、根本的なスタート地点が違います。

従業員にもギリギリの作業を強いているせいで、余裕をなくしちゃってますね。そんな状態で満足のいくサービスができるものでしょうか?
余裕をなくしてるからミスへの当たりがきつくなる。当たられたほうも引っ込みがつかなくなって言い返す。悪循環です。
巴の怪我は不幸な事故だったかもしれませんが、それだって過大な負担を強いたせいではないでしょうか。

色々言いましたが要約すると、縁には全体の見通しも管理もできてなかったということです。
とはいえ、縁の立場に立つと、多少の無理をしてでも女将を見返したいという気持ちもわからなくはないのです。なぜなら、他のみんなは女将が意固地になってるとだけと思ってますが、縁だけは自分が跡取りとして駄目出しされたことを感じてるはずなんです。だから打倒女将に固執するしかなかった。
彼が今回の失敗をきっかけに、自分にできることとできないことを勉強し、成長してくれればよいのですが。


従業員の中ではミンチと徹さんが株を下げてしまいましたね(笑
まあミンチは元々自己中心的で相手を思いやれない子ですから、自分の足元が崩れそうなときはあんなものでしょうか。自分と相手とが同調している間は、息の合った動きを見せるいい子なんですが。
でもそれだけ緒花の存在がミンチの中で大きくなってるってことの証明でもあります。可愛いですね。

徹さんは処置無しかなぁ。
「いつものお前だったら、言われなくても周りをめちゃくちゃかき回して、無理やり前向きにさせるはずだ。そんなお前が…。変わったのは喜翠荘じゃなくお前だよ」
縁の親子喧嘩に乗って何一つ建設的な意見を出せなかった大人が、高校生の女の子に向かって「お前ならなんとかしてくれると思ってたのにがっかりだ」って言ってるようなものですよ、これ。
ちょっとフォローのしようがないですね(笑

落ち込む緒花に豆爺が「喜翆荘で働くみなさんは良い子」と言い聞かせてました。
みんな喜翆荘が大事だからこそ、自分を見失ってるだけ。だからここでみんなを恨んだりしちゃいけないよと諭してくれているのでしょう。

女将さんへの対決ムードを深める中で、菜子ちだけは違和感を覚えてましたね。無理を通そうとする縁たちに女将さんが「わかったよ。好きにすればいい」と言い放ったとき、菜子ちが「女将さん……」とつぶやいてました。彼女はここで女将さんに一喝してほしかったのでしょう。でも放置されたことで、周りに従うしかなくなってしまった。
それでも最後の大事な場面で「私の好きな喜翠荘を返してください!」と主張できたことが、菜子ちの成長の証でしょうか。
「女将さんにはわからないんだよ。自分が走れる人だから。自分だけの夢はもてない。走れないけど、夢をもってる人に一所懸命ついていくこと。それが夢になる人だって、いるんだから」
なんとも菜子ちらしい言い分ですね。道端に咲く秋の花のような、彼女によく似合う生き方です。

緒花はずっと大苦戦の回でしたね。
みんなが間違った方向に進んでるのはわかってる。けれど、どうすればいいのかがわからない。何とかいつものみんなに戻ってほしくて笑顔を向けるけど冷たくされるばかり。
ですが今回、緒花はずっと女将さんとみんなの中間に立っていました。
みんなは目が曇って女将さん側についたと思ってましたが、菜子ちと豆爺だけは、緒花が女将さんとみんなとを繋ぎ止めていることをわかってくれていた。今回の緒花の功績はここにあります。きっとみんなも、後でわかってくれることでしょう。
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青鷺の横を通り抜ける緒花の動きが可愛い

■花咲くいろは
第24話 「ラスボスは四十万スイ」

いろはの感想書くの久しぶりですね。
視聴環境変わっちゃったので、ちょっと書きづらくて。

緒花と考ちゃんはうまくいきそうですね。
元々緒花が勝手に先走って考ちゃんに向き合わなかったことがすれ違いの原因ですから、二人には時間さえあればよかった。考ちゃんも、頭の整理ができてないまましゃべる緒花の話を、それでも根気強く聞こうって姿勢が見えてちょっと頼もしかった。
それにしても、やっぱり考ちゃんって緒花に置いていかれた気分だったんですね。一足先に半社会人みたくなっちゃったんですから無理もない。

喜翆荘の記事を書いたのって、皐月だったんですね。編集プロダクションだから、出版社みたいにずっと制約かけられてるってこともないのかな? 前に宿泊した覆面記者さんが書いた、ってほうが私としてはすっきりしたんですけど。

入浴シーンでは大笑いしました。
女将さんの貫禄勝ちでしたね。っていうか、なんですかあのスキル。
音外しすぎて訛る菜子ち可愛い。

さて、女将さんが緒花にだけ本心を打ち明けてくれたわけですが、これは女将さんの言い分を支持してしまうなぁ。
縁が旅館経営に向いてないのは間違いないと思うんですよ。視野が狭いし、あの歳になるまで働いてて女将の精神を受け継いでない。おまけに嫁はダメコンサルタント。
周りにしっかりした人がいて支えてくれればって思うけど、それが唯一できる豆爺も引退ですからね。
蓮さんや巴さんは一見しっかりした大人に見えますけど、彼らに経営者的視点がなく流されやすいのは、以前女将さんが倒れたときに実証済みです。
あげく今回も縁が先頭に立って反女将で団結して、地域の祭りに人も出さない始末。
図らずも縁に跡取りは務まらないことを自ら証明してしまった形です。
旅館が今忙しいのはまさにそのぼんぼり祭りの恩恵だというのに、その祭りに人を出さない道理がありますか。どう聞いても組合側が正しい。(一部妬みも混じってましたが)
人も出せないくらい忙しいというなら、そんなに引き受けてしまった縁の落ち度です。というか、崇子さんが行きなさいよ、若女将になる気なら。ここで地域に顔を繋がないでどうするの。ついでにいえば、喜翆荘の中で一番スキルがないんだから、せめて外で貢献しなきゃ。

予告で緒花が「仕事って勝ち負けなんですか?」って言ってましたね。
おかしな方向に進もうとしてる喜翆荘の面々の目を覚まして、女将の言うとおり旅館をたたむでもなく、かといってビジョンのない縁に任せるでもなくて、第三の明るい道に緒花が導いてくれると信じたいな。
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あの眼鏡の人は共演者かと思っていましたが、主演女優のマネージャーか何かだったんでしょうか。

■花咲くいろは
第17話 プール・オン・ザ・ヒル

案の定な結果でしたね。
しかしこうなる可能性を知りながらあえて傍観した女将さんの思惑がどこにあるのかといえば、若旦那を本格的に跡取りと見据えて育てることを決心したとしか思えません。
やはり本心では皐月さんに継いでほしかったのでしょうね。でもそれは叶わない。ならばこの頼りない息子に少々きつい勉強をさせてでも成長を促すしかない、と。

しかし果たして若旦那はあれで成長したのでしょうか?
もしこれで成長したとするなら、今まで彼は相当低い次元にいたことになりますが。女将さんは彼が他者をかばえるようになったことを喜んでいましたが、彼のかばい方はどう聞いても筋が違う。「誠心誠意取り組んだ」ことは免罪符にはならないのです。これは仕事なのですから。
そしてさらに言うならば、コンサルタントが「誠心誠意取り組んだ」とは私には思えません。基本的な取引相手の調査すらしていないのですから。
そこは女将さんもわかってるようで、彼女に責任はとらせると言っていましたが、具体的にどうとらせるんでしょうね。次郎丸さんのように無償奉仕は論外です。彼女はコンサルタントとして有益な仕事は何ひとつしてこなかった。むしろ有害です。残酷なようですが事実です。
コンサルタントをやめて仲居や下働きをするというなら話は別ですが。

しかし、中心となるべき事件を脇において、二人だけで盛り上がってるところはなんというか、一昔前の邦画のようでしたね。みんちの感想が正しい。彼女の表情が、ほとんどの視聴者の気持ちを代弁していたのではないでしょうか(笑

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「私は、徹さんが空気読めないって知ってたし、空気読めなくても板前はできると思う」
ひょっとしてみんち、だんだん徹さんに冷めてきてませんか?(笑

豆爺と目礼を交わす結名がなんだか大人でしたね。
どうやら緒花と菜子ちには出資の件は知らされてないみたいですね。あるいはあれが詐欺だったことも。大人たちの配慮でしょうか。
まあそもそも、舞台を提供する喜翆荘が出資まで求められるのも変な話ではありましたが。
知らなくて済むなら知らせないでおいたほうがよいのです。仲居二人が旅館の経営を心配してもどうにもならないのですから。いえ、知ってしまって接客に影響が出たらそのほうが大変です。
結名もとっさにそのあたりの事情を察したのでしょう。聡い子です。やっぱり彼女は女将に向いてますよ。

「………映画のためじゃないもん」
菜子ちは自分が泳ぎたかったからだよねと、全国180万のいろはファンが突っ込んだことでしょう。

しかし子供のころの若旦那の声、クレジットを見なければ日笠さんとはとても気づきません。ロウきゅーぶ!の紗季役もそうですが、まだまだ演技に幅を感じる方ですね。
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女系の四十万家に生まれた若旦那に日は当たるのか?

■花咲くいろは
第16話 あの空、この空

映画ですかぁ………。
出資詐欺の匂いがぷんぷんするんですよねー。
『オールスター・プロジェクト』(獸木野生著)を読んで以来、どうも映画出資の話というと良いイメージがなくて。
スタッフや女優さんも登場してましたが、出資詐欺というのは全部が嘘でなくてもいいのです。何らかのトラブルによって映画制作が中止になって制作費が回収できなくなればよいので。
疑わしい点には事欠かないんですけど、最大の懸念材料はあのプロデューサーを連れてきたのが崇子さんということですよね。
でもこのアニメはいい意味で期待を裏切ってくれると私は信じてます。

しかしあの年齢になっても皐月さんの影に囚われているんですね、若旦那。
これが呪縛から解き放たれるよい機会となるといいんですけれど。

ただ、他の旅館を排除したことは後々禍根を残すんじゃないでしょうか。
この映画の話がどう転ぼうとも、地域で孤立することが良い結果を生むとは思えません。
映画というのは一種の投資ですが、喜翆荘としては映画の収益から得られるものよりも、宣伝効果や旅館の付加価値獲得が目的のはずです。だから出資を一人占めすることにそれほど意味があるとは思えないんですよね。喜翆荘がメインの舞台でさえあれば十分見返りはあるはずです。むしろ他旅館にもその恩恵を分配することで恩を売れること、出資のリスクを分散できることのほうがメリットが大きいと思うのです。

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喜翆荘はみんな浮かれムードですけど、その中で一人冷静なみんちのなんと頼もしいことか(笑
まあだからといってみんちが次回活躍するような気はしないんですけど、あそこまで仲居勢や板場がお祭り気分だと、みんちの冷めた姿勢に安心を覚えます。

緒花と菜子ちが箒でやってたのは魔女宅ごっこでしょうか?
真剣すぎて笑えないんですけど。

女優さんがじっと見てたのは女将さんの所作かな。おそらくあの末広さんという女優さんは女将役でしょうから、本物の動きを参考にしようと観察していたのかもしれません。

若旦那と崇子さんがちょっとだけいい雰囲気になりましたね。実際崇子さんは若旦那の好意をどう受け止めているんでしょう? 他人行儀なのは仕事で接しているからでしょうけれど、それを口実に若旦那との間に境界線を引いてるようにも見えるんですよね。

さて、次回放送までにビートルズの「フール・オン・ザ・ヒル」の歌詞の日本語訳に目を通しておくべきでしょうか?
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あそこの仲居服、可愛くないなー。

■花咲くいろは
第15話 マメ、のち、晴れ

前回だけ見ると、結名は旅館の苦労も喜びも全部わかった上で、それでも自分には他にやりたいことがあるから跡を継がない、旅館の女将にはならないと決めている大人びた少女に見えましたが、これがとんだ読み違えでした。
彼女は1クール目で描かれていた通り、奔放なだけの、まだ何も知らない少女だったのですね。
お風呂場掃除の場面で、番頭と攻守が入れ替わるシーンが一番の見所でした。それまでは結名が優位に立っていたはずなのに、己を見つめなおし始めた番頭にすげなくあしらわれてしまった結名の反応は楽しかったですね。年頃の女の子らしくて。やっぱり追ってきてた人に追われなくなると寂しいですよね。

番頭さんの両親は思ったより筋の通った人でしたね。
一度目に緒花の申し出に飛びつかなかったのも(この時点ではまだ助っ人を手配できるか不明だった)、二度目には了承して頭を下げてお願いしたのも(この時点でほぼ絶望的な状況だった)好感度高いです。
あれだけ話のわかった人が、番頭さんの無謀に疑問をもたなかったのはちょっと不思議ですが。まあ細かいところに目が行き届くのはまた別の才能ですからね。

喜翆荘の三人娘はすっかりいいトリオです。
緒花が向こう見ずに飛び込んでいって、それをみんちが「コイツはこういうやつだから仕方ないなぁ」とやや呆れながらも認めている。そして菜子ちが場を和ませる。

徹さん、黒髪の美少女からお土産をラブレター渡しされておきながら何も反応しないなんて。。
男としてどこかおかしい。
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お客さん怒鳴るとかホントびっくりするほど論外

■花咲くいろは
第14話 これが私の生きる道

メインキャラ扱いされながらも1クール目では影の薄かった結名がここで出てきましたね。
ここまでは緒花が喜翆荘に腰を落ち着ける話でしたが、ここからは結名と対比することで緒花の生き方・展望のようなものに迫るのでしょうか。旅館の一人娘という将来を縛られそうな立場にありながら、自由人ぶりを発揮する彼女が、緒花にどんな影響を与えるのか楽しみです。
何も考えてないように見えてしっかり物事を見通してる彼女は、なかなか手強そうですよ? 少なくともあの番頭見習いさんの手に負える女の子じゃありませんよね。

他の旅館を見て勉強できる! と張り切っていた緒花でしたが、訪れた大旅館で目に付くのはダメなところばかり。若い番頭見習いさんはコスト削減と得意げでしたが、合理化のメリットというのはそこしかないのです。いかにサービスの質を落とさずコストを削減するかが念頭にあれば問題ないのですが、マニュアル作ってそれをバイトに渡せばOKと考えているようじゃダメダメですね。
自分が頭で考えたとおりに人が動けばうまくいく、うまくいかないならそれは従業員が悪い、と考えてるフシがあります。経験不足もいいところ。
バイトなんてなだめすかして気持ちよく働かせ、信頼関係を築いたところで締めるところを締めるのがいい上司ですよ。辺り構わず怒鳴り散らしてついてくるわけがないでしょう。案の定逃げられてしまいました。
せめて間に立ってくれる正社員の先輩仲居でもいればよかったんですが、それすら解雇しちゃったんでしょうか。

さてここで定石なら「こんな旅館には嫁げない」となるはずですが、結名が口にしたのは旅館経営に興味がない、でした。これはもう番頭見習いさんが反省して心を入れ替えたからといってどうにかなる問題ではありません。
でもこれだと緒花と結名の生き方はまるで交わらないんですよね。次回以降を見守りたいと思います。

「えー。緒花ちゃん、仲居さんになりたいの?」
「はい。……あれ? そういえば私、仲居さんになりたいのかな」

緒花が喜翆荘に愛着と誇りをもっているのも、仲居の仕事に喜びを見出してるのも疑いのないところですが、じゃあ立派な仲居になるのが目標なのかと問われると疑問です。緒花としては喜翆荘をより良い旅館にしたいと思ってるのでしょうけれど、それは仲居頭じゃなく女将の考えることですよね。でも現女将は緒花を跡取りどころか孫扱いすらしていない。基本的に従業員として接しています。それが女将さんなりの愛情を込めた育て方ではあるのでしょうけれど、これでは緒花も宙ぶらりんのままです。
でも今はそれでいいと思いますけどね。まずは一人前の仲居になること。彼女はまだ仲居一年目の高校生なのですから。

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「やっぱ鶴来のこと、諦め切れなくてさ」
「………だる」

本人がすぐ前の席で聞いてますよ(笑
やっぱりみんちは同級生の男なんて眼中にありませんね。

他の旅館を見て勉強する気満々の緒花に、やや呆れながらも笑顔のみんちです。緒花のこういうところを認めてるんでしょうね。

「これか。去年から番頭の仕事をさせてもらってるんだ」
番頭というより、電気屋の店頭呼び込みという気が。

「……好きな人がいたら、普通は告白だって受けない」
みんちはホント古風というか、身持ちの固いコですよね。水着姿さえさらそうとしないのですから。

「ホビロンってのは略してるんです」
「私は結名さんがよくわかりません」

緒花って性格的には男女ともに親しみをもたれそうなコなのに、同級生相手にナチュラルに敬語つかったりするんですよね。こういうところ、まだまだ読めない。

乱れたスリッパを直さずには入られない緒花と菜子ちが可愛かった。
みんちは呆れ気味でしたが、ここの結名の反応が印象的でしたね。仲居の仕事が習慣としてにじみ出てしまう同級生を見て、彼女は何を思ったのでしょう。
尊敬を込めた驚きであったのか、あるいは、同じ旅館の人間でありながらお客様気分でいられる自身を省みて、やはり自分はここまで旅館仕事に愛着をもてないと悟ったのか。

浜から上がってきた菜子ち。
思わずまど☆マギのほむらかと思いました。二次創作じゃすっかりアレなキャラになっちゃってますからね。
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