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夏目友人帳 17 (花とゆめCOMICS)

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(2014/01/04)
緑川ゆき

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■いつか くる日

   人に惹かれる妖をいっぱい見てきたけど…
 みんな去っていったよ先生」

人と妖の恋はいつも悲恋に終わってきました。
生物としての在り方が違いすぎるからです。
ある者は身を引き、ある者は消え去った。
今回もきっとそうなるのだろうと思っていました。
けれど違った。これは、彼らの絆が特別強いというよりは、お互い若かったというのが大きいのではないかと思います。人も妖も見た目どおりの年齢です。覚悟はあっても、それ以上の情に任せてしまえる若さがあった。そういうことなのかな。
………なんて見方をするとちょっといやらしく聞こえてしまうでしょうか。
きっとこの二人は将来泣くことになるのでしょうけれど、それでも後悔のない人生を送ってくれるものと信じます。

「!! 葵さん落ち着いて! そしてよく見てこの生物を!」
夏目はときどき先生の扱いがひどいな(笑


■遊戯の宴

夏目にしてはドタバタしたお話でしたね。
まあ犬の会がでてくるといつもそうか(笑
しかし夏目もあちら側にずいぶん馴染んでしまったことよ………。


■歪み無き世界

いつぞやの挿絵が実現しようとは。
まさかの名取・的場の若き日の物語でした。
初登場時の名取は的場寄りの考え方に見えますが、それでも一線は引いていたのかな。
お互い道を違えながらも、どこかで相手に惹かれるものはあったのかもしれませんね。
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夏目友人帳 16 (花とゆめCOMICS)

夏目友人帳 16 (花とゆめCOMICS)夏目友人帳 16 (花とゆめCOMICS)
(2013/07/05)
緑川ゆき

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■結んではいけない

多軌の行動は少々うかつに見えます。
夏目や先生の庇護なしに陣を使っての妖との交流。これで彼女は一度死の危険にさらされているのですから。
しかし、夏目の言うとおり多軌は信じているのです。異形との交流が恐ろしいものばかりではない、と。諦めていないと言ってもいいかもしれません。
それはおそらく、夏目の存在があればこそでしょう。多軌は夏目のこれまでの足跡を聞いています。妖の力になれたこと、助けられたこと、友人となれたことを。
夏目の傍にある者として、彼女は諦めない選択をしたのです。

「…な、夏目くんのお知り合い? キレイな人ね」
前巻の予告から楽しみにしていたシーンです。夏目の女連れに動揺する多軌がかわいい。
夏目があんなですから恋愛成分薄いので、こういったシーンには全力で食いつきます。
夏目も多軌の動揺を察してあげて!!

「おいタキ、しるこの礼に忠告してやる」
先生もなんだかんだで夏目に甘いですね。
もちろん夏目が言いづらいことを代わりに言ってくれたのです。

この作品における妖は人間に優しくされるとつい思慕の念を抱いてしまいますが、今回の妖のそれはまるで恋情のようですね。ただ、慕われる人間にはある共通点   心の美しさがあります。恐れを抱きながらも優しくあろうとする多軌の心根に打たれたことは間違いありません。


■遠い祭火

西村と北本が混じると、普段大人びている夏目と田沼も年相応の子供に見えます。
この二人にどれほど救われていることでしょう。
北本が何気に鉄っちゃんなのは驚きでした。

「押入れなんておばけが出たり壷があったりしたらどうするんだ!」
体験者は語る(笑

「あら、かわいい。こちらお友達?」
「は、はじめまして。夏目といいます」

この服と肩幅でよく彼女と間違われなかったですね。

   ああ、また
 秘密にしろって勝手なことを
 おれにだけ心を見せて
 大事なくせに」

前話の秘密は目しているのが心苦しいところもありましたが、今回の秘密はまだ救いがありますね。
それがお互いのためになることですし。
田沼がイトさんの正体を薄々察していながらも、気にしないでいてくれたことも大きいでしょう。


■徒花の住処

なぜ彼らはそんなにも人間を求めるのか


今巻は多軌と夏目のカツトが多くて眼福でした。
中でも、あとがきの扉絵は
いったいこれどういうシチュエーションなの!?
と叫びたくなるようなもので、色々と妄想が止まりません。
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夏目友人帳 15巻

夏目友人帳 15 (花とゆめCOMICS)夏目友人帳 15 (花とゆめCOMICS)
(2013/01/04)
緑川ゆき

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【違える瞳】
名取さんが出てくるお話はいつも人と妖の付き合い方を考えさせられますね。
今回はその終わりの話。
しかし終わりについて考えることは、今を考えることでもあります。ちょうど、死について考えることが生について考えることと同義であるように。

タクマさんは名取がお世話になったというだけあって、式の扱いにも愛情を持っていた方のようですね。
「タクマ、タクマ、役に立てたら  またそばにきてもいいでしょう?」
ジンベのこの一言にはぐっときました。
タクマたちの今の姿は、将来の名取たちの姿かもしれない。きっと柊や瓜姫たちも、名取が力を失ったからといって解約を求めたりはしないんでしょうね。

いい話で終わると思ったら、
「ひょっとしたら優しくて無茶な夏目が持っていてはいけないものかもしれないなぁ」
なんて不穏なセリフを………っ!
名取との邂逅以来ずっと恐れていたことが現実になりそうですね。とうとうこのときが来てしまったかという感じです。名取が夏目を心配してのことだというのはわかるんですけど、あれは名取の手にも余るシロモノだと思うんですよね。名取というか、人の手には。最良の選択は名前を返し終えてしまうことなのですが、それは夏目以外には成しえない。
これに関しては一度衝突しないことには解決もなさそうですが、はたしてどうなることでしょう。

月子さんには父親の恩人ということですっかり気に入られてしまった模様ですね。ご飯食べていってというセリフからはなんだかキケンなものを感じます。恋愛的な意味で。考えすぎでしょうか?


【険しきをいく】
一行と三つ皿の差は絶望的なものに思えます。
その純真さゆえに三つ皿はきっとやれると口にしますが、あとがきにあるとおり、彼が壁にぶつかるのはこれからでしょうね。でもなんだか、その命が尽きるときまで、彼は修行を続けるんじゃないかとそんな気がします。その純真さゆえに。


【塔子と滋】
滋さんは父性や責任感からかもしれませんけど、塔子さんにはもともと、二人きりの生活に満たされながらも子供が欲しいという願いがあったんですね。これまでにも匂わされてきたことではありましたが、改めて見せてもらうと、夏目が藤原家に引き取られた必然と、それ以上の幸運がしみじみ感じられます。

思えば、夏目と藤原夫妻の関係もにゃんこ先生が来てから好転し始めたんでしょうね。自分たちには、養い親として愛情を示し続けるほかない彼女らにとって、にゃんこ先生は家族の絆の象徴のような存在なのかもしれません。

瞳子さんにしても滋さんにしても、夏目の不可解な部分にたいして理解を示すとき、理屈ではなくただ愛情を持って受け入れるのがすごいなぁ、と。決して夏目に問いただすようなまねはしない。彼が大きな穴を心に抱えていることを知っており、おそらくはその不思議な言動がそれと無関係ではないことを感じ取っているからでしょう。
ですがそれは、夏目を刺激しないように話を合わせてるというのとは違います。そうではなく、家族として信じているのです。


禁術

次巻予告によると、多軌の術が禁術だと知った夏目が彼女に忠告に行くみたいですね。
どういう経緯だか、女性に化けたにゃんこ先生に多軌が探りを入れてるのが可愛い。
正体がにゃんこ先生で安心しただろうけど、甘いぞ多軌!
月子さんは要注意だ!
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夏目友人帳 14 (花とゆめCOMICS)

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(2012/07/05)
緑川ゆき

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どんぐりの妖が言っていましたが、たしかに回想の中のレイコさんはいつも笑っています。それは決して楽しいからではなく、彼女が生きていくために貼り付けた仮面だったのでしょうね。笑顔は本当の感情を覆い隠し、他人の干渉を拒絶するものです。

レイコさんのお相手って人間の男性だったんですね。
彼女のことだからそうでない可能性も考えていたんですけど、たった一人とはいえ、レイコさんに心通わす相手がいたことに心底ほっとしました。未婚であったことから、そこに何らかの悲劇を感じ取ることはできるのですが、それでも一時の幸福はあったのでしょう。


五十五話の雀(?)の妖、五十六話のタオルの童女、五十七~五十九話のどんぐりの妖と、なんだか可愛い妖怪揃いでしたね。
雀(?)の妖もそうですが、レイコさんは寂しがりやの妖によく慕われますね。相通じるところがあるのでしょうか。
タオルの童女はシリーズ中でも子狐と並ぶ可愛さで描かれていたのではないでしょうか。彼女を見てると燕を思い出します。燕とはまた違った形で思いを遂げたのが、この童女の物語だったのかもしれません。
緑川先生が巻末で書いていますが、人間のように魂が擦り切れることなく歳を経ることができたなら、彼女のような存在となるのかもしれませんね。
どんぐりの妖は「どんぐりより美味なものはない!」の一言に尽きます(笑

カヤツボはとにかく恐ろしい妖でした。何が恐ろしいって、とにかく話が通じない。時間の概念さえない。妖は個で生きているがために、共有すべき道理というものを持たないのですね。力の強い妖ほどそうなのかもしれません。

文化祭のときの多軌の男装写真、結局もらってたんですね。
貼り付けてあるのを確認しましたよ!

“それに、あれはタキの心に傷をつけた陣だ…”
夏目の優しさから出た言葉でしょうけれど、多軌が聞いたら寂しく思うことでしょうね。夏目はまだこのあたりが水臭いというか、頼りきれていないというか。
(夏目は知らないでしょうが)夏目のためなら多軌が陣を使うことを厭わないのは、既に多軌家の蔵の回で証明されています。たしかに彼女は一瞬怯えを見せましたが、既に乗り越えているのです。それもこれも、今は彼女が一人ではないからです。どうしてそれがわからないのか。
本当に一度じっくりと「多軌から見た夏目」を描いてほしいものです。

夏目観察帳は中級の二人でした。
彼らの言いようは、多軌のお爺さんにつきまとっていた妖たちとまるっきり同じで、可笑しいやら微笑ましいやら。愛されてますね、夏目。

1/4コメント欄で各キャラについて触れていましたが、びっくりしたのは柊のくだりでした。
柊が名取の式になったことについては彼女自身の意志だと思うのですが、夏目がそれに深層でとはいえ抵抗を感じているとしたら。
先生のことにしても友人帳にしてもそうですが、夏目はどんな形であれ相手を縛り付けるという行為に抵抗があるかもしれません。
その点、「友人帳をもらうため」と繰り返し、あくまで対等の立場でそばにいてくれる先生は、夏目にちょうどいい相手だったのかもしれません。
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夏目友人帳 肆 第十三話 「遠き家路」

夏目は不遇だった幼少時を振り返るとき、いつも「引き取ってくれた人たちはみないい人だった。俺がそれを受け止められずに壊してしまっただけ」とそのように述懐しますね。現在の夏目が冷静に過去の自分を振り返ってそう思ってるのは本当でしょう。
しかし、子供のころから徹頭徹尾そんな考え方が果たしてできたでしょうか。自分の境遇や周囲の人への不満を抱かずにいられたでしょうか。
そんなことができるのは聖人君子だけです。きっと夏目にも心の闇はあったはずです。そうでなければ、ムシクイの囁きに捕らわれるはずがない。

今の夏目が嘘だと言ってるわけではありません。不遇な過去をもちながら、今の夏目はそれを乗り越えたのです。ただ過去に置いてきた心の闇を引きずり出されただけで。

夏目の過去話はこれまでに数度ありましたが、今回のはそのもっとも暗い部分に触れたお話でしたね。それすら撥ね退けて、自分のルーツと向かい合い、別れを告げることができたのですから、夏目の過去に触れる物語はこれが最後であってほしいな。

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「……俺を呼んだ? 俺の記憶を見た?」
「ふん。お前の記憶になど興味はない。所詮友人帳をいただくまでのつき合いさ」

先生のこの突き放し方が素敵ですね。大人だなぁ。
その後の、実家ですすり泣く夏目に何も声をかけず、ただ傍にいてあげるところも。

押入れの戸の裏の、両親の絵に涙を誘われました。
夏目って実家にいたころからこうなんですね。生来の照れ屋さんめ。
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夏目友人帳 肆 第十ニ話 「記憶の扉」

三世子に対しては、どうしても夏目の側に立って見てしまうため、あまり良い印象をもてないことでしょう。心の狭い癇癪持ちの女の子に見えてしまうかもしれません。
でも彼女の立場からすれば夏目に好意をもてないのはある程度無理からぬことだと言えます。それは次回で描写されることでしょう。

さらにこれは可能性にすぎませんが、ムシクイが彼女の小さな嫉妬心に干渉して心の闇を広げていたのかもしれません。
「でも貴志くん。私も、子供だったんだよ」
何か憑き物が落ちたような彼女の呟き。
これはもちろん夏目の成長と変化を受けてのものですが、あるいは、ムシクイがあの家を出たことも影響していたのかもしれません。夏目がこの時期にあの家を訪れたことは、あの家にとっても三世子にとっても、二重の意味で幸運だったのではないでしょうか。

ムシクイそのものはそれほど強力な妖ではありません。夏目がどうしてそんなに恐れるのかと訝しむ向きもあるかもしれませんが、やはり子供のころに散々脅かされた経験が尾を引いているのではないでしょうか。それに、心の闇に働きかける妖は、夏目のように暗い過去を抱え込んだ人間にとってはもっとも厄介な敵です。引きずられそうになる。
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多軌の出番が少ない

りりちよ多軌

「妖狐×僕SS」の凜々蝶様が大変可愛らしかったもので、つい出来心で。

■夏目友人帳 肆
第十一話 「一枚の写真」

夏目の縁者から電話があったというだけで塔子さんの表情が翳ったのはどうしてでしょう。
夏目の遍歴を知っているから、良くない知らせが夏目に届いて彼が気落ちするのを心配したのか、それとも、事情が変わって夏目が藤原家から去る可能性が頭をよぎったのか。
でも後者の可能性は薄いかな。夏目の幸せを第一に考える塔子さんですものね。

夏目の「大丈夫ですよ」を聞いたときの塔子さんの表情・演出が印象的でした。
夏目の言葉が本音ではなく、気遣いであることをわかってるんですね。夏目もずいぶん藤原夫妻と打ち解けてきましたが、やっぱり彼の心には暗く硬い殻がある。その存在を少し寂しく思ったのかもしれません。そして子供の頃からそんな振る舞いが身についてしまった彼を不憫に思っているのでしょう。
だからこそ、最後に夏目が話があると告げたときの、塔子さんの真摯な姿勢、正直な気持ちを打ち明けたときの嬉しそうな表情が心に残りました。
藤原夫妻はいつも夏目を暖かくどっしりと見守っているように見えましたが、やはり彼らにも親として夏目を守ってあげられるだろうかという不安が常にあるのですね。


押入れの戸の裏に写真って………夏目らしいというか。
まあ男の子は普通友達の写真を飾ったりしませんよね。だから色々迷った挙句にああなったんでしょうけれど。夏目にとってはどれも大切な思い出。押し入れに入り込んで写真を眺めては幸せそうな笑みを浮かべてる夏目を想像すると………いかん、不憫だ(笑

今回は場面によって妙に顔が縦長に感じられたのですが、気のせいでしょうか。

笹田の着ていたカーディガンに見覚え……というか描き覚えがあるのですが、ひょっとして二期最後のお花見で着ていたのと同じかな。

夏目が写真を落とした件については原作11巻のときの感想で書いたのでリンク張っておきます。
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